国際結婚 ~海外で民事婚、結婚までの流れ。カナダ・アルバータ州の場合 ~

カナダ生活

カナダのアルバータ州で結婚する場合

(2016年6月現在の情報)

カナダ、アルバータ州で結婚(民事婚)しました。トロントがあるオンタリオ州やバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州に比べて需要は低いかもしれませんが、自分でも忘れないようにまとめてみました。他の州で結婚された方は、ご自身の場合と比べてみるのも面白いかもしれません。

注意:

この記事はひとつの例としてお読みください。最新情報は、Service Albertaでご確認ください。

 

目次:

結婚の流れ

・結婚前

・結婚後

私たちの場合

・結婚式のスタイルを決める。宗教婚か民事婚か。

・Marriage Officiantを見つける。

・Marriage Licenseを取得する。

・結婚指輪の購入

・結婚式(民事婚)の流れ

別記事に記載)

結婚後の手続き

Marriage Certificateの取得

・Marriage Certificateの取得方法

日本への結婚報告

私の場合

結婚の流れ

Photo by FidlerJan

結婚前

1.結婚式のスタイルを決める。宗教婚か民事婚か。

2.Marriage officiant(結婚司祭者)を見つける。

3.Marriage Licence(結婚許可証)(2つのパートで構成)を取得する。

4.Witness(付添人)を探す。

5.結婚指輪を購入する。

結婚後

・結婚許可証内の「許可証」の部分は結婚司祭者により保管され、「結婚登録証」の部分は結婚後2日以内に登録用に提出される。

・結婚登録書類は永遠にAlberta Vital Statisticsに保管される。

・結婚登録情報は政府発行の結婚に関する書類の作成に使用される。

・アルバータ州の結婚証明書はアルバータのRegistry agent officeにて発行可能。

・結婚書類に間違いがある場合は修正する必要がある。

・アルバータでは、結婚時、姓を保持することも、変更することも可能。

私達の場合

というわけで、実際の話と組み合わせながら詳細を説明します。

1.結婚式のスタイルを決める。宗教婚か民事婚か。

⇒民事婚

宗教婚と民事婚の一番の違いは司祭者の種類の違い。詳細は次の項目で。

↓↓↓

2.Marriage Officiantを見つける。

・Marriage officiantは法的な結婚式を行うことができる人。

・アルバータ州では宗教婚と民事婚の二つが法律上認められている。

宗教婚はVital Statisticsに登録された牧師さんにより行われる式。

民事婚はアルバータ州政府指定のMarriage commissioner(挙式責任者、とでも訳してみる。)によって、彼らが住んでいる地域で行われる式。

・民事婚に必要なMarriage commissionerについては、ウェブサイトのリストから探せる。

・宗教婚に必要な牧師さんはアルバータ州だけで8,000人以上いるので、自分で教会や宗教団体に問い合わせる必要がある。

私たちの場合はリスト内から適当に選んだ人に決めました。笑 Kijijiに載せている人もいるので、そこから探すと、顔写真がついてることもあります。見た目は重要ではないですが、雰囲気を見るのにはいいかもしれません。また、人によって料金が違うので、最初、数名に連絡してもいいかもしれません。ちなみに私たちの場合、200ドルでした。

3.Marriage Licenseを取得する。

⇒ Registry Agent Officeで、カップルそれぞれ一枚ずつMarriage Licence Application(結婚申請書)に記入します。身分証明書も一人ひとつずつ必要です。私はパスポートを提示しました。

※アルバータ州内で結婚する前にMarriage Licenceを取得しなければいけない。

※Marriage Licenceは3ヶ月間有効 。

※Marriage Licenceを取得するのに法的な結婚ステータスは、「未婚、離婚、未亡人」。未婚の場合、特に他の書類は必要なし。

上記を提出後、下記二つのパートから成る結婚許可証を発行される。



・Registration of Marriage(結婚登録証)

・Marriage Licence(結婚許可証)

この書類を結婚式を行う司祭者に渡します。

注意点は

・書類を折り曲げたり汚したりしてはいけない。

・アルバータ州のMarriage Licenceはアルバータ州の結婚にのみ有効。

・結婚式はアルバータ州で行われないといけない。

・結婚式はMarriage licenceが発行された日に行うことも可能。

・Marriage Licenceはカップル二人によって一緒に申請される必要がある。※除外例もあり

・居住の有無は関係ない。

市民権は必要でない。

血液検査は必要でない。

・結婚する二人は英語が堪能であること。そうでない場合は通訳が必要。

結婚する者が通訳することは認められない。

・宣誓をしないといけない。

・結婚する二人は両親の出身地と名前を提供する。

私たちが記入した書類を担当の方がパソコンに入力し、入力完了後にプリントアウトされた書類の内容に間違いがないか確認してサインをしました。もうひとつ、注意点が書かれた内容の書類を読むように言われサインをしたあと、担当の方から「じゃあ挙手をして下さい。この内容に間違いないと断言しますか?」というようなことを聞かれ、「はい。」と言いました。いきなりのことでちょっとびっくりしました。

手続きが終わり最後に「Congratulations!」と言われました。ちなみにこの結婚許可証の取得に75ドルほどかかりました。

4.Witness(付添人)を探す。

結婚式では、最低2人のWitnessが必要です。結婚式を最初から最後まで見届けてもらい、サインをしてもらいます。

基本的に誰でもいいです。その日に道で声をかけて見つける人もいるみたいです。家族とか親戚が一番に思い浮かぶかもしれませんが、私たちの場合二人ともエドモントンに家族はいません。ライム君は会社の人を呼んできました。私はエドモントンで出会った人にお願いしました。出会って間もないのに、快く受けていただいたのでとても嬉しかったです。

5.結婚指輪を購入する

Photo by dieraecherin

書類関係でバタバタしたからと言って忘れてはいけない、結婚指輪。式では指輪の交換があります。いや、なくてもないなりにやってくれますが、やっぱり指輪交換はやるべきでしょう。注文が間に合わないという場合、お店によっては購入後に代替品を貸してくれるところもあるのでそれで結婚式を乗り越えることができますが、せっかくなので余裕を持って買いに行きましょう。

指輪探しで色々と感じることもありました。

国際結婚・移民に向けて 2 結婚指輪の話。~私の場合~

結婚式(民事婚)の流れ

私達の場合は、

指輪を交換しながら誓いの言葉を言う。

誓いのキス

書類へサイン

5分から10分ほどで終わりました。

最後にMarriageと書かれた用紙をもらいますが、これはMarrige Certificateではありません。正式なものは2週間後以降にService Albertaで申請しないと受け取れません。

花に囲まれおうちで挙げた結婚式。式の詳細はコチラをどうぞ。

⇒ 国際結婚~~ついに結婚。おうちで挙げたカナダの結婚式の様子を紹介~

まとめ

以上、カナダ・アルバータ州での民事婚の結婚までの流れでした。Marriage Certificateの受け取り方法や本籍地への結婚報告については、手続きが終わり次第ブログにまとめようと思います。

国際結婚・移民に向けて~海外で結婚後、日本(本籍地)への結婚報告手続きについて~

(記事アップ次第↑のテキストにリンクをつけます。)(2016年8月頃予定)

※色々と問題が起き、二重国籍者との結婚報告について、本籍地で過去に例がないとのことで、調べ中。7月中に手続きが終わると思っていましたが終わりませんでした。終わり次第掲載します。⇒※2016年10月アップしました!

最後に:

最初にも書きましたが、この記事は、あくまでもひとつの例としてお読みください。また、結婚の手続きについて自分の経験は語れますが専門的には答えられません。最新情報は、Service Albertaでご確認ください。

 




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