国際結婚　～ついに結婚。おうちで挙げたカナダの結婚式の様子を紹介～

結婚式を挙げました（^^）

おうちで、Witnessと呼ばれる付添人を2人招いての小さな結婚式。

カナダでは結婚式が先

式が先、と少し変な書き方をしてしまいましたが、カナダの場合、日本のように先に書類で夫婦になることはないということです。

結婚する、となればカップル+付添人2人+司祭者の最少5人で式を挙げる必要があります。ですので、「プロポーズ」がとても重要になるわけです。

プロポーズ後から結婚式を挙げるまでの間、カップルはお互いのことをフィアンセと表現します。式場の予約がいっぱいなどの理由で結婚式が1年後になった場合、その一年間はずっとフィアンセです。

日本では先に書類で夫婦になれるため、「婚約者」である期間は比較的短いのではないのでしょうか。

私たちの場合、結婚は視野に入れていましたがなかなか実行に移さず、きちんと将来のことを考えたときに、じゃあ今結婚した方がいいね、となりました。

周囲への報告も遅くなったため、ライム君の友人や職場の人は、突然の報告に皆私が妊娠したと思ったそうです。。してないです。

どんな結婚式にしよう？

挙式の場所は？

最初は外でやりたかったのですが当日天気がどうなるかわからないし、小さな結婚式になるので、

わざわざ外に行かなくてもいいじゃん

ということで、家の中でやることになりました。

何を着る？

小さい結婚式で人もたくさん呼ぶわけではないし、家でやるし、わざわざドレスを買うのもなあ、

というわけで浴衣を着ることにしました。

でも男用はないので、私だけ。彼はスーツ姿でした。意外とよかったと思います。

結婚式の準備

お花の注文

家の中で行うならお花をアレンジしたいな、ってことで、早速アレンジメントのイメージを決めました。

ただ、卸業者では会社を持ちさらに登録していないとお花が買えないので、Kijijiで検索。

卸業者から代わりに買いますよ、というのがあったのでメールしてみたけど返事なし。住所を見て実際に行ったらお花屋さんだったけど、お花が元気がないように見えたので却下。

その後以前見かけたお花屋さんに突然訪問してみました。

とてもいい出会いでした。国は違えど同じような境遇で、お花好きな方が経営するお花屋さん。

彼と同じ国出身ということもあり、3人すぐ打ち解けあい、そのお店からお花を入手することにしました。

お花の受け取り

前回、使いたいお花の全体的なイメージと、絶対に欲しい花、そしてグリーンの種類を伝えていました。

実際に受け取りに行くと、全てを卸売店から買ってきたままの束の状態で私に渡すのではなく、彼女が半分ずつ受け取ることで、私が受け取る種類を増やしてくれていました。

十分な種類と量を受け取りながら、安価で済みました。本当に感謝です。

写真じゃたくさんあるようには見えませんが…

薔薇、アルケミラモリス、アルストロメリア、トルコ桔梗、レースフラワー、ワックスフラワー、トベラ、ユーカリ2種,　ベアグラス、ティキファン、の、計11種

薔薇は大きく開かせないといけないので先にもらってきました。その他はクーラーで保管してもらい、その次の日に再度取りに行きました。

フラワーアレンジメント

先にブーケ用にまとめ、残りでできそうなアレンジメントを施しました。

丸い形のアレンジメントを3つと、コサージュなんてのも。

あとはテーブルの上にも横長のものを一つ。

部屋は、こんな感じ。

いよいよ、結婚…

前置きがかなり長くなってしまいましたが。

約束の時間に、付添人と司祭者がやってきました。

司祭者は来るとすぐに「式を始めましょう。」という感じで少し急かされた感があり、コサージュをつけるのも忘れたし、ブーケを持つのもすっかり忘れてしまいました。泣　まあ、仕方がないです。

ベーシック版とセレモニー版、どちらがいい？と聞かれました。ベーシック版で、と答えました。

テーブルアレンジメントを飾ったテーブルの前で彼と向き合い両手を握り、誓いの言葉を述べて、キス。ここまでで一分くらい！笑

軽いキスをしたら、そんなの誓いのキスじゃないよ、と言われ、長めのキスを強要されました。

その後、私たちから、「指輪交換は？」となり、司祭者が、

「あ、指輪あったんだ、じゃあ、もう一回やり直そう。」

と。司祭者さん、キスについてちょっと不満があったようで。場所も、こっちの壁側の方が何もないしこっち側でやろう！という感じでもう一度やり直し。なんと、テイク２。笑

二度目はちゃんと長めにキスをしましたヨ。

その後、書類にサインをします。このサインの時の写真撮影、なんと司祭者がポーズを細かく指定。笑　でもそのおかげでいい写真が残りました。

そして、付添人2人にもサインをしてもらい、終了。

あっという間でした。テイク２があったにも関わらず、15分もかからなかったと思います。

でも、司祭者によって、そして規模によって、場所によってもやり方は違うようです。

今回のは最少催行人数の場合の例でしょう。最初にベーシック版を選びましたが、セレモニー版だったらどうなってたのかな、と思います。

手紙の交換

シンプルな結婚式になるのがわかっていたので、事前に手紙を用意することにしていました。

長すぎず、短すぎず、カードに収まるくらいの思いを言葉に書き出し、結婚式が終わってから、二人になったときに交換しました。

これ、オススメです。特別な日をもっと特別にするのに必要なのはアイデアだけ。

感想

式を挙げるまで、小さい規模だし、今まで一緒に住んできたし、今回の結婚式のことを特別なものだと感じていませんでした。

だけどいざ彼と向き合い誓いの言葉を言ったとき、大きな幸せを感じました。日々の小さな出来事、旅行、一緒に過ごした日々の中にひとつ区切りのページができたような感じです。

そのひとときを、特別な人と一緒に過ごせたことで心はすでにいっぱいです。規模は重要ではないと感じました。これからもお互いを尊重して、共に笑い共に泣いて過ごしていきたいと思います。

カナダに来たときは編み込みもできなかったし、浴衣も自分で着れなかったし、もちろんフラワーアレンジもできませんでしたが

カナダに来て「何でも自分でやれるようになりたい」と習得した技量の一部をフル活用して作り上げた結婚式となりました。

これから国際結婚で結婚式（特に民事婚や小さめの結婚式）を挙げる方の参考に少しでもなれば、という思いも含めて書いてみました。

皆が素敵で幸せな結婚式を作り上げられますように。