国際結婚 ~結婚指輪の話。私の場合~

カナダ生活

以前書いた、国際結婚・移民に向けて。~国内申請か国外申請か~ の続き。直後の話ですが、地元での地震があり、なかなか書けていませんでした。

普通であれば結婚⇒移民申請という順序を辿ると思いますが、私達の場合、移民申請の話が先になり、じゃあ結婚しなきゃ!となりました。

もともと結婚は視野に入れていました。プロポーズは夏のジャスパー国立公園で、という話もしていました。

このままいけばプロポーズが結婚のあとになるという、順番が滅茶苦茶な結婚となります。まあ、その場合のプロポーズは形だけで、ただあの台詞を夏のジャスパーで言ってくれたらそれで満足なんですけど。

「こんなバタバタな感じで、本当にいいの?」と聞いたら、「いいよ。」と言ってくれました。

結婚となったら指輪が必要だよね、ということで、私達二人の指輪に対する考え方と、二人でジュエリー店に行ったときの話です。

指輪に対する考え方

婚約指輪に100万円以上かけた友人達

ライム君の仲の良い友人で、結婚しているカップルが2組います。私も何度かお会いしたのですが、彼らの奥さん達の指にはキラキラと輝く指輪。毎日つけているわけではないと思うんですが、皆で会う日だったので二人ともつけてきたんだと思います。どちらも100万円以上の婚約指輪。マジ!!?

指輪にお金をかけるくらいなら・・・

その友人の指輪を見た日の夜、家に帰り、ライム君に「指輪に使うお金があるなら、旅行して何か体験したい。何か学んでもいいと思わない?子供ができた時の場合に備えて貯金してもいい。募金もありだよね。」と伝えました。ライム君も「さすがに安すぎるのは避けたいけど。」と言いながらも、割と同じようなことを考えていたみたいです。

特に婚約指輪は男性から女性に贈るもののようだけど、結婚は必ずしも男性⇒女性の一方的なものじゃありません。女性だけじゃなくて男性だって結婚することで制限される部分が出てきます。二人のことなのに、男性が女性に高価な指輪を贈ることで婚約というのが、うーん。

しかも生活の中で不便とかいう理由で結局箱に入れられて使われていないものも多いんじゃないかな、と思います。

人それぞれ価値観は違うので、お金をかけても別にいいんですけど。これは今後も変わらず続いていきそうですね。まあ、私が考えているだけで、世の中に変わってほしいなんても思いませんが。

指輪に対する考え方の違いに気づく

ある時、「てゆーかいつも私にどんな結婚指輪がいいか聞いてくるけど、ライム君はどんなのがいいの?」と聞きました。それに対して、「え?男の人も結婚指輪必要なの?」という質問が。

いや、私だけはめるなら私自分で買えばよくない?結婚指輪だよ!?二人ではめるから意味があるんでしょ。

「でも、邪魔じゃん。どーせはめないと思う。」

これはさすがにビックリしました。私達は特に結婚してから半年ほど離れるので、私としてははめててほしい。その思いを伝えました。二人とも買うということにはなりましたが、はめてくれるのかはわかりません。

少しショックでした。結婚するってなってから気づく、この思いの違い。まあ、これだけが理由で結婚をやめることはありませんが。結婚してから出てくるこういう違いに対してお互いにどう受け入れていくかが重要なんじゃないかなあ、と思いました。

ジュエリー店を訪れる

初めて「結婚」という現実を感じた瞬間

それで、色々と話した結果、まずはお互いにサイズを知りたいよね、ということでジュエリー店に行くことになったのですが・・・。

ジュエリーのお店に彼と一緒に行く、という普段やらない行動を通して、これまではどこか遠くにあった「結婚」を、初めて現実的に感じました。

これはきっと人それぞれだと思います。プロポーズをされた時と言う人もいるだろうし、婚姻届にサインをした時と言う人もいるだろうし、結婚式を挙げた時と言う人もいると思います。それが私の場合は「指輪を一緒に買いに行く」という行動でした。

結局今回は購入せず

色々と見て思ったのですが、大きなダイヤモンドがついているものでも、ダイヤモンドなしのシンプルなものでも、どんな指輪でも、二人が「結婚指輪」だと思えば、結婚指輪になるんですね。普段着でも似合う、シンプルな指輪(できたらお揃い)が見つかれば、と思っています。

追記:

数週間後、再度ショッピングモールに行き、高級なものから激安のものまで合計で5軒ほど回りました。それでも決まらないのであと一軒と最後に寄ったところで高すぎず安すぎない、デザインもシンプルで自分の指に合う指輪を見つけました。

大きな鏡越しに指輪をはめている彼と自分の姿を見たとき、なんだかドキッとしました。嬉しさがほとんどですが、お揃いをつけると少し束縛感も感じました。今までふわふわしていたのが、がっちり捕まえられた感じです。自由を奪われたわけではないですが、責任が生まれるわけです。それが誰かと一緒になることなんだと思いつつ…。

何はともあれ、指輪が決まりほっとしました。

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