カナダで北欧スパ体験。テルマエ(thermea by / par Nordik Spa – Nature)スパで体も心も思いっきりリラックス。

カナダ旅行記

テルマエ バイ ノルディック スパ ネイチャー

ウィニペグのテルマエという北欧スパに行ってきました。ウィニペグには2015年にオープンし、現在は他にケベック州のChelsea(オタワから車で20分)にしかない大きなスパ施設。2019年秋にはトロントダウンタウン中心部から車で約1時間のWhitbayにオープン予定ですので、将来的にはトロント周辺の観光地の一つにもなるかもしれません。

このスパはスカンジナビアの国々のサーモセラピー(温熱療法)とリラクゼーション技術を取り入れたスパで、面白かったしとてもリラックスできたし、そして何よりも、事前に予習していけばもっと楽しめたかも!と思ったので、紹介していきたいと思います。

写真はほとんどないので言葉だけで紹介しますが、公式ページに写真が紹介されているので、このブログ記事と一緒に見てもらえたらと思います。

※小さい子供がいる家族向けではありません。利用は16歳以上のみ

場所は?

ウィニペグダウンタウンから車で約20分。2018年12月初旬時点ではダウンタウンからマニトバ大学行きのバス162番に乗り、Southbound Pemibina at Chevrierという場所から徒歩約15分弱で行けるようです。

外観

夜に行ったので暗いですが…

まずはこちらが正面玄関。あたたかさを感じられる大きな木の家という印象です。ちなみに私たちが訪れたのは11月下旬の夜6時くらい。気温はゼロか少し下。

施設内のようすはパンフレットからですが、ざっとこんな感じ⇓

持って行くもの

タオルとロッカーは貸し出してくれます。

・水着(Bathing Suit)とサンダル
・バスローブ(レンタルも可。購入も可。)
・ウォーターボトル(ガラス容器はダメ。水を入れられる場所あり。)
上記は全てブティークで購入可能。

それに加えて、

・本などの読み物
・夏はサングラス、リップ、日焼け止め
・冬はニット帽などの温かい帽子
があるといいようです。

thermal experience(このブログで紹介しているもの)のみの場合の利用は予約は必要ありませんが、別料金の各種マッサージやボディトリートメントを受けたい場合は早めに予約をしましょう。オンラインでも可能です。私たちの場合は数日前に予約をしようとしたらいっぱいでできませんでした。ウェブサイトでは3週間前までの予約をオススメしています。

受付

受付で注意事項が書かれた紙を読んで、サインし、入場料金を支払うと、腕輪型のロッカーの電子キーをもらえます。

途中レストランに行ったりマッサージを受けたりと館内をウロウロする予定ならバスローブを借りましょう。公式ページの館内マップを見てもわかるように、リラクゼーションエリアや4種のサウナの場所は繋がっておらず、空気に体をさらすことになります。それぞれは遠くはないですが冬は寒いのでこの場合もバスローブを借りてもいいでしょう。

この腕輪型のロッカーのキーですが、今調べててわかったのですがこれがロッカーのカギを開けるだけでなく、レストランでの支払いにも使えるらしいです(クレジットかデビットカードのみ)。この詳細はわからないので受付で聞いてみてください。

ロッカーはこの腕輪の電子機器が入っている部分をロッカーの番号のところ(か鍵穴か(覚えてない…))に数秒かざすことで開きます。

施設を利用する前に知っておくべきこと

1.施設のエチケット

いくつかルールがあるので重要なものを抜粋します。

・リラックスする場所なので静かさを保つように。会話は極力しないか囁くくらいのボリュームで。
・施設内では水着とバスローブのみを着用。
・乾燥サウナではタオルを敷いて座ること。
・もちろん禁煙。電子タバコも×。
・プライバシーに関するため施設内と脱衣所での携帯カメラは使用禁止。写真撮影はマネジメントの許可を得て監視下でのみ。
・ガラス容器は使用しないこと。
・レストランを利用する場合はサンダルを履き、シャツかバスローブで肩または上半身を隠した状態にすること。
・敷地内のアウトドアでのアルコールを含む飲食は禁止。
・利用は16歳以上のみ。16歳と17歳はIDを見せること。

スパのエチケットが守られない場合、敷地を去るように言う権利がスパにはあります。将来の利用が不可になってしまう可能性もあるので、ルールはきちんと守りましょう。

2.温度サイクル(サーマルサイクル)

サーマルサイクルとはヒートセラピートリートメントで、日本語で言えば冷温交代浴に近いものだと思います。熱い温度と冷たい温度を経験したあとに体を休める、北欧諸国に2000年に渡って伝わるリラクゼーション方法で、熱い→冷たい→休憩の順で三回繰り返すと一番効果が出るそうです。

血液循環を促進したり、体の老化を遅くしたり、精神面での健康を促進したり、筋肉の痛みを和らげたり…もっとたくさんの効果がウェブサイトには詳しく書いてあります。

1.Hot
活動内容:サウナを5分から15分利用
効果:毒素を排除する
利点:体の浄化を促す

2.Cold
活動内容:冷たい空気に当たるか、冷たい水に浸かる
効果:アドレナリンを遊離する
利点:免疫システムを刺激する

3.Rest
活動内容:リラクゼーションエリアを20分利用
効果:エンドルフィンを分泌する
利点:リラックス効果を高め良い睡眠をもたらす

自分好みの温度サイクルを選んで、参考にできます。

1.優しめサーマルサイクル
Voporoサウナを5分から8分利用。
冷たい空気に当たるか冷たい水に浸かる。
Edenaビーチでリラックス。

2.爽快サーマルサイクル
Finlandiaサウナを10分利用。
Temper温度プールに5秒間浸かる。
Flamリラクゼーションパビリオンで20分間リラックス。

3.強烈サーマルサイクル
Barikサウナを15分利用。
凍ったIceber 滝の下で体全体浸かる
Relaxaリラクゼーションシャレ―で20分休憩。

thermal experience(サーマル体験)施設紹介

それでは上記を踏まえてどんな施設があるかを見ていきます。

Baths(入浴)

39度のホットバス(Geser Hot Bath)が1つ、21度のぬるま湯バス(Temper)が1つ、10度(
Iceber)と15度(Polaber)の冷たいバスが1つずつあります。ぬるま湯と冷たいバスは上の温度サイクルのColdにあたります。

ホットバスはリラクゼーションエリアのひとつとして考えられているようです。各所からいい香りのスチームが出ていて、同時にリラックスできる音楽もスピーカーで流れているのでリラックスしながら入浴を楽しめます。ホットバスでは頭は寒いけど体はあたたまる、そんな状態でした。

寒かったので誰も入ってはいませんでしたがPolaberバスに数秒間入ってみたところ、そのあと寒くなくなったので、冬に行く場合は健康で勇気があるならやってみるといいかもしれません。

Saunas(サウナ)

4種類のサウナがあります。

Finlandiaサウナ

気温75度から85度のフィンランド式ドライサウナ。三段からなり、熱さを求めるなら一番上へ。Aufguss Ritualと呼ばれる儀式が毎日朝10時半、11時半、12時半、1時半、2時半、4時、5時半、7時、8時半に行われます(2018年12月初旬のウェブサイト情報)。最大40名収容。タオル必須。

Aufguss Ritualとは?

Aufgussとはドイツ語で注入(Infusion)という意味。エッセンシャルオイルが入った水を熱くなった石にかけ出た熱くて香りのする蒸気をマイスターがタオルで参加者に届けるというもの。その様子もウェブサイトで紹介してあります。

Barikaサウナ

気温75度から80度のドライサウナ。杉を使った丸い形の8人までの小さいスペース。世界からの孤立感を味わえる。ただ他の人との距離が近いので他グループと一緒になったらちょっと落ち着かないかも。

Vaporoサウナ(ユーカリとオレンジの香りの2部屋)

どちらも45度から50度のスチームサウナで20名収容可。ユーカリとミントの香りがする部屋と、オレンジの香りがする部屋の二種類。

Exfoliationとは?

ピーリングのこと。肌の表面の古い角質を落とし、微小循環作用と表皮の再生を刺激する。ピーリング後は柔らかくてすべすべした肌を感じることができます。

◎方法◎

やり方はExfoliationエリアにも書かれてはいるんですが、暗いのであまり見えません。

まず、10~15分間Vaporoサウナにいて毛穴を広げる。
次にソルトとシャワーがあるExfoliationエリアへ行き、ラベンダーかミントのどちらかのソルトを使い、円を描くように肌をマッサージする。
最後にシャワーで流す。(床もきれいに流すこと)

このVoporoサウナがある施設でトイレ休憩できます。

Relaxation Areas(リラクゼーションエリア)

これは何種類かあるので探検して探してみてください。

一番よかったと思ったのは、Relaxaと呼ばれる小屋。ドリンクステーションが設置してあり、温かいお茶や水で水分補給できます。暖かいベンチがあるエリアや、さらにドアを開けた先にある奥の部屋のTelluraでは横たわることができます。一部に床が暖かいエリアがあり、そこに横たわって過ごした時間が一番心地よかったです。リラックスできる音楽が流れ、そのまま眠ってしまいそうでした。部屋自体はそんなに暖かくはないです。Flamと呼ばれるコテージスタイルの建物はよさげでしたが部屋の真ん中のキャンプファイヤーに火が灯されていなかったので利用できず。寒かったので屋外は行きませんでしたが、Hedoniaと呼ばれるエリアでは普通の声の大きさで会話も楽しめるようなので、施設利用の合間に会話休憩として利用してもいいかもしれません。

まとめ

というわけでカナダでの北欧スタイルスパ体験でした。

行く季節または時間でかなり印象が変わると感じました。リラクゼーションなのでやっぱり暗い中で行った方が落ち着くかなあとか、でも外が暖かい夏だとまた違う形で楽しめるんだろうなとか、真冬で寒すぎて果たして楽しめるんだろうかとか。

日本人には温泉や入浴の文化がありますが、このスパは似たようで似つかないまた違った形のリラックスの場。まあ裸になるという日本の文化の方が結構変わっているのかもしれませんが、カナダではスパのみでなく温泉とされるホットスプリングでももちろん水着は着用ですし、そのために男性と女性が一緒に利用できます。

バスローブを着てご飯を食べて、またリラクゼーションを楽しみに戻る。本当に居ようと思えば丸一日居られる施設です。これは疲れた大人へのご褒美にピッタリ。こんな形で体を休める場所があるんだなと少し驚きました。

利用料も安くはないのに利用者が結構多かったのにも驚き。疲れを取りにやってくる人結構多いんですね。ちなみに私たちは2時間くらいの滞在でレストランもマッサージの利用もしませんでした。それでも心も体も十分にリラックスできました。

一年に一度、自分へのご褒美に。カナダで北欧スパ体験。ぜひ訪れてみてください。

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テルマエスパ 公式ホームページ
https://www.lenordik.com/en/

最初の画面で場所を選択。
ウィニペグを訪れるならWinnipeg
オタワを訪れるならChelsea
トロントを訪れるならWhitbay(2019年秋オープン予定)

よくできているウェブサイトで、英語もわかりやすいのでチェックしてみてください。

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