The Royal Canadian Mint(カナダ造幣局)
現在オタワとウィニペグにあるカナダ造幣局。オタワの造幣局が主に記念硬貨や純金硬貨、メダルなどを造っているのに対し、ウィニペグでは市場に出回る硬貨を大量に製造しています。ウィニペグの造幣局は1976年に設立され、これまでにカナダだけでなく世界75カ国以上の硬貨の製造に関わってきました。建物のデザインは他にウィニペグのダウンタウンからフレンチエリアに繋がるEsplanade Rielという橋やサン・ボニファス大聖堂の建築にも携わったEtienne Gabouryさんが、山のない平地のウィニペグにそり立つ山のようなデザインを施してこの外観となったそうです。
場所
ウィニペグのダウンタウンから車で約20分。グーグルの情報によればバスでも50分くらいあれば行けるみたいです。
建物の外
外にあるParade of flagsにはコイン製造先の国旗が掲げられています。時期や契約によるので常時75か国のコインを製造しているわけではありません。
内観
建物内はこんな感じ。
入って左側にガラス越しで製造している様子が見られますが写真撮影は禁止。
右側にはお土産やさんが。2階に行くにはここで入場料を支払います。せっかくなので現金で支払いましょう。ガイドツアーは無料ですが時間は決まっています。事前に予約するのがいいかも。
入場料のお釣りで新しいキラキラの硬貨がもらえちゃうかも。 |
待っている間にお土産やさんの色んな硬貨を眺めたり、硬貨についてのトリビアが書かれている場所、硬貨を提供している国の地図や、金と木などの重さ比較などちょっとした学び場があるのでそこで時間を潰せます。記念撮影場所もあります。
顔を入れるとあなたもコインの一部! |
ガイドツアー
ツアー参加者はアメリカから来た人、インドから友人を訪れた人、その他ウィニペグ人じゃない人たちの集まりで、20人くらいいたと思います。
2階は写真撮影禁止。ガイドさんがガラス越しにその場所その場所で何が行われているかの説明をしてくれます。ボードにも説明が書いてありますが、ガイドさんはプラスの情報も教えてくれるので面白いです。書こうかどうか迷ったんですけど、先に知ってても面白いかなと思うので、私が驚いた部分の一部を教えちゃいます。
知ってた?カナダの硬貨に関する話の数々
造って売られた100㎏の大きな金のコインのひとつはお金持ちがコーヒーテーブルとして使っているとか、間違ってルーンが描かれている25セントが出回ってしまったとか(値段は忘れたけどかなりの価値が。)、Walmartとかマクドナルドとかよく知られている会社の絵柄のトラックで硬貨が運ばれているとか、今はもうない1セントのペニーは作るのに1.05セントかかっていたとか、硬貨内に銅を入れそれを読み取る自動販売機の導入で、自販機での不正防止に繋がったとか、ダメになった硬貨はクラッシュ後リサイクルされるとか…
1ドル硬貨の名前がルーニーじゃなかったかもしれない!?
その中でも一番驚いたのは、鳥のルーンが描かれているためにルーニーとして親しまれてきたカナダの一ドル硬貨(ここから二枚上の写真の新品硬貨)、実は最初のデザインはカヌーだったそう。オタワから届くはずのデザインがなぜか途中でなくなってしまったために今のルーンとなったらしい。なのでもしカヌーだったらカノーリー(イタリアのスイーツ)だったかも!と言われてました。笑
ツアー後はセルフガイドで再度見学も可
ツアーが終わったあとは、そのまま2階に残ることも可能。各工程の説明ボードがあるので、再度戻ってゆっくり見るのもいいでしょう。
まとめ
そういうわけでカナダ造幣局の紹介でした。あとひとつ付け加えるとすると、知っている方も多いかもしれませんがカナダの硬貨には色がついているものもあります。
2004年にRemembrance dayのポピーのデザインにカラーをつけたのが市場に出回った色付き硬貨の始まりで、それから色が剥がれにくい塗料に変え…さらに2017年にはカナダ建国150周年記念でオーロラデザインの色付き硬貨のオーロラ部分が暗闇で光るというものまで市場に出たらしく、色付きにはかなりこだわっているもよう。
個人的にはわざわざ色を付けなくても…とも思いますが。それでも心のどこかで色付きオーロラ硬貨やってこないかなとも思ってますね。笑
早速財布をチェックしたらオーロラ硬貨が!(*^-^*)でも色なし!残念!笑 |
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