マニトバ州ウィニペグ
※ちなみに1位はオタワです。
そんなウィニペグは、私が以前働いていた会社の本社があったこともあり、話を聞いていて以前から行ってみたいと思っていた場所。今年2018年の秋にLCC航空会社SWOOPがエドモントンとウィニペグを繋いでくれたので、早速行ってきました。
訪れたのは11月。3泊4日で天気はずっと曇り。
ウィニペグに行ったことがある方もない方も、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
ウィニペグの場所
ウィニペグって?
ウィニペグはマニトバ州の州都であり州で一番大きな都市。人口は約70万5千人(2016年)。ちなみにトロントは約270万人。バンクーバーは約63万人。名前は近くのウィニペグ湖に由来し、西側のクリー族(先住民)の言葉で泥水という意味。ヨーロッパ人が来る前は先住民にとっての交易中心地であった。フランスの貿易商が1738年に最初の交易市場を作り上げたこともあり、現在もフランス人が多く、ダウンタウンから橋を越えた先にはフランス語が飛び交うフレンチエリアがある。
ちなみにアイスホッケーチームはWinnipeg Jets。
ウィニペグの空港 |
おすすめの観光地
個人的に、カナダ国内と国外の硬貨を造る造幣局、国内唯一の人権博物館はウィニペグを訪れるなら絶対に行った方がいいと思います。あとはカナダでスパ体験をしたいならthermeaもオススメ。(この3つについては後日別記事にします。ブログ一番下をチェック。)
もちろん、ダウンタウン散策は忘れないで!
ウィニペグのダウンタウン
ダウンタウンはいくつかのエリアで成り立っている(トロントの小さい版みたいな)印象を受けます。
まずPortage AveとMain Stと呼ばれる二つの大きな通りがあり、Portage Ave側はショッピングセンター、Main St側にはCity HallやTheatre DistrictやChinatownがあり、Main Stの両サイド、Portage Aveより北側あたりがExchange Districtと呼ばれるエリア(国定史跡)です。
この二つの通りが交わる交差点(Portage & Main)は歩行者用の横断歩道がない交差点で、歩行者は地下を通るしかない場所。横断歩道を設置するかどうかで少し前にニュースで流れていたところです。
街を流れる二つの川が交わる場所には昔交易で栄えたThe Forksと呼ばれるエリア(国立史跡)で、ここに行ったらThe Commonでローカルビールを楽しみましょう。
※冬のダウンタウンの歩き方
おまけ情報ですが、冬の寒い時期にダウンタウンを散策する場合、建物と建物を繋ぐ通路(2階または地下)を利用すると便利。
地図はコチラから取得できます。
行ったところを写真と共に紹介
Exchange District(エクスチェンジ・ディストリクト)
ウィニペグの商業・文化の中心地。レストラン、ナイトクラブ、ギャラリー、小売業、卸売業、そしてマンションが立ち並ぶ場所。Main Stで東と西に分かれています。
古くて立派な建物がズラリと並んでいます。エドモントンではほとんど見ない風景です。このエリアにとても人気の朝食・ランチのレストランがあるので、後日ブログで紹介しますね~。
Portage Ave.
ポーテージアベニュー。夜のようす。
Main StとPortage x Main
歩行者用横断歩道のない交差点
この下の写真がPortage & Main。歩行者用横断歩道のない交差点です。向こう側に行きたい場合は地下通路を利用します。正面がMain Stで左側がPortage Ave.
実際行ってみたけど、車の通りが多い場所だし横断歩道は設置しなくて正解と私は思いました。毎日徒歩で利用していたら大変かもしれませんけどね。
Union Station
ユニオン駅。鉄道でウィニペグに来たら到着する場所。
The Forks
レッド川とアシニボイン川という二つの川が交わるこの場所は、遠い昔から人々が集まる場所として利用されてきました。6000年以上前に先住民がここで取引を始め、やがて18世紀から19世紀にはヨーロッパ人によりファー取引所となっていきます。19世紀の終わりごろから20世紀初頭にかけてはたくさんの移民が西側への旅の途中に立ち寄る場所になりました。
このエリアは1974年にカナダの国立史跡となり、1989年に現在の形でオープンしました。いまでは年に4万人の観光客が訪れる観光スポットとなっています。
参照
Canadian Encyclopedia The Forks
11 fun facts as the forks in winnipeg turns 25
紹介するのはThe Forks Market。
中にはフードコート感覚で食事を楽しめるスペースと、雑貨やお菓子の販売店なども入っています。
二階も行くのを忘れずに。可愛いショップがありましたよ。
マニトバ州議事堂
中に入る時間はなかったので、外観だけ。
ガイドが必要なければ、朝8時から夜8時まで毎日見学可能だそう。資料がウェブサイトに出されているので事前に目を通していくといいでしょう。(資料は建物内にもあるかも)
コチラから
Stephen Juba Park から人権博物館
レッド川に沿った場所にあるStephen Juba パークの一部。そのまま人権博物館の方へ歩きました。夏とか真冬だったらもっときれいなんじゃないかなあ。
鉄道の橋。
人権博物館が見えてきました。
カナダ人権博物館
ガンジーさんの銅像と、人権博物館。この建物の面白い形にもちゃんと意味があります。人権博物館について詳しくは後日記事アップします。
Old St. Boniface(フレンチエリア)
ダウンタウンからレッド川を越えた場所はOld St. Bonifaceと呼ばれるフレンチエリア。道路標識のSTOPなどが突然フランス語と英語表記になるし、道路名や建物名までフランス語。カフェに入ればフランス語の会話が聞こえるほどです。川を越えただけなのに、まるでフランス!?オタワから川を越えてケベック州に入るような感覚ですが、ここではもちろん州は変わりません。
Saint Boniface Cathedral(サン・ボニファス大聖堂)
造幣局
カナダだけでなく他国の硬貨も製造するウィニペグの造幣局。硬貨がどうやって作られるか学べます。できたらガイドツアーに参加するのがオススメ。詳細は別記事にまとめる予定です。
Thermae テルマエスパ
ダウンタウンから車で約20分の場所にある大きなスパ。
屋外ホットバス、サウナ、スチームサウナ、リラクゼーションエリアがあり、予約すれば別料金でマッサージも受けられ、レストランも併設しているので丸一日使って思いっきり体も心も休められる場所。月曜から木曜まで49ドル、金曜から日曜、祝日やイベントがあるときは58ドルとちょっと高めですが、日本の温泉とは違う外国のスパ、これは一度体験して損はないです。
アシニボイン公園と動物園
↑パビリオン
↓ウィニーとハリーの銅像
動物園
公園に隣接する動物園。動物園のメインはマニトバ州の北にあるハドソン湾の生態系などを学べるJourney to Churchill(チャーチルへの旅)という施設。ホッキョクグマもここにいます。
最後に
あとダウンタウンにいて感じたのは全体的に白人が多いということ。あとはインド人、フィリピン人かなあと思われる人たちがちらほら。そしてフランス文化の影響なのかオシャレな人が多い気がしました。そして噂に聞く通り、フレンドリーな街で、白人が多いですが人種差別はあまりなさそう。これはもう話した時の感覚なんですけど、受け入れられるとかいう以前に、普通に接してくれている感覚。伝わりにくいですけど(汗)
そういうわけで、ウィニペグのダウンタウンを中心に紹介しました。全てはカバーできていませんが、大体のようすは伝わりましたでしょうか。一度も太陽が顔を見せてくれない旅になりましたがそれでも十分楽しめた旅となりました。夏(または真冬)に訪れたらもっと美しい景色が見られるんじゃないかなあと思います。
ブログ記事:
ウィニペグのカナダ造幣局(アップ済)
カナダ人権博物館(アップ済)
thermeaで北欧スパ体験(アップ済)
おすすめのレストラン(アップ済)
外部リンク
Tourism Winnipeg(ウィニペグ観光ウェブサイト)
The Forks(フォークス)
Manitoba Legislative Building(マニトバ州議事堂)
Canadian Museum of Human Rights(カナダ人権博物館)
The Royal Canadian Mint (カナダ造幣局)
thermea (テルマエ スパ)
コメント