3月上旬の話なんですが、カルガリーの動物園、Calgary Zooに行ってきました。よく考えたらトロントにいる間、トロントの動物園には行かなかった。。その地に住むとなかなかいかないものです。ただ、観光で訪れて、わざわざ動物園に行くのかって言えば、特別な理由がない限り、ないかもしれません。
夏のカルガリーは見るところがもっともっとたくさんあるようですが、冬は閉まっている施設もあり、今回訪れる場所として、この動物園が候補にあがったわけです。友人がたくさん写真を撮ってくれたので、それらを使って紹介しようと思います。
動物に癒されたいと、という半ば軽い気持ちで行きましたが、果たして感想は?
カルガリー動物園とは
まず、カルガリー動物園について簡単にご紹介。
面積485,623㎡。東京ディズニーシー(490,000㎡)より少し小さい面積の動物園。アフリカへの道、カナダの自然、ペンギン館、植物園と温室、ユーラシア、大昔恐竜パーク、と6つのゾーンで成り立っています。
2015年、カナダで最も訪れられている動物園として、トリップアドバイザーの、トラベラーズチョイスアワードを受賞。自然保護リサーチ動物園のひとつとして世界的に認識されている動物園でもあります。
参考サイト⇒ https://en.wikipedia.org/wiki/Calgary_Zoo (英語)
カルガリー動物園の場所
グーグルマップを載せておきます。
カルガリー動物園への行き方
ダウンタウンからだとC-Trainという電車に乗り、数駅のところにあるZoo駅直通です。ダウンタウンから近い!そしてわかりやすいし行きやすい!これも人気の理由のひとつだと思います。川を越える電車からの眺めもとても素敵。モノレールに乗っているような感覚にもなります。
動物達のご紹介
Canadian Wild カナダの自然
カナダの雄大な自然にいる動物達がいます。日本じゃ見られないの動物もいるのでここは絶対に行くべきです。入り口にも近いので、見逃さないと思います。
Bighorn Sheep
私の中で羊というと、ほわほわもこもこで、メエーって怯えているイメージ。特にニュージーランドにいるときは本当にたくさんの白い羊を見ましたが・・・
最初見たとき、羊と思わなかったです。言われてみれば、顔は羊ですね。白いお尻がキュートです。
Mountain Goat
一瞬、もののけ姫が脳裏に浮かびました。こういうの、いたような?下に飛び降りたいみたいです。
人懐っこいのか、人が好きなのか、ゆっくりとこちらに近づいてきました。
実はこのヤギさん、数十メートルの高さからジャンプしても死なないらしい。さすが、ロッキーマウンテンに住んでいるヤギ。
OWL
フクロウもいました。餌が小さな小鳥とかネズミみたいで、死骸がところどころに置いてありました。
フクロウの毛づくろいは初めて見ました。
「ん?じろじろ見ないでよ。」
じーっと見つめてくれます。迫力があります。
Whooping Cranes
1940年代には世界に21羽しか存在しない存在でしたが、保護団体のおかげでなんとか今では400羽ほどになったそうです。
なんだかモデルみたい。
Black-Tailed Prairie Dogs
プレイリードッグ。ちょっと太りすぎでは?寒さ対策のために必要なのかなあ。
Penguin Plunge ペンギン館
ペンギンがいるお部屋です。全体像がないのですが、かなり近くでペンギンを見ることができます。
水しぶきがかかることもあるので、その覚悟で入らないといけません。
中からも私達が見えているので、ガラスに触れて遊ぶと興奮してしまうらしいです。なのでやめましょう。
小さく見える茶色いのが、子供ペンギン。大人になると茶色の毛が剥がれ落ちるそう。親はずっと子供のそばにいます。ずっと立っています。ずっと子供のことを上目遣いで見ています。
他にも、岩の隙間で今にも行為を始めそうな超ラブラブカップルがいたり、あるオスがメスの前に石を置き求愛行動をしているところに別のペンギンが邪魔しに行く光景も見られました。
これはその三角関係のペンギン達で、邪魔したあとの写真なんですけど、後ろの方に石が集まっているのが見えますか?スタッフのお姉さんがカップル成立と言われていたので、カップルが成立したのにも関わらず諦めきれないペンギンがいまだ二人の邪魔をしているようです。
ペンギン達が自由に泳ぎまわったり、吠えたり、ボーっとしたり、求愛したりしている空間。ガラスなしで近くで見られるので楽しいです。そんなに広くはないですが、癒されるので、30分くらいいたと思います。
朝11時に行われたペンギンウォークを見逃しましたが、近くで見られたのでとても満足しました。
Destination Africa アフリカへの道
Slender-Tailed Meerkat
集団で協力して隠れ家を掘って生活するミーアキャット。それは50以上の穴になることも。ここにいるミーアキャット達を見ていると、とりあえず掘ります!っていう姿がとてもかわいらしくて癒されます。
時々静止して遠くの何かを感じ取っているもよう。
Hippo
かばさん。歩き回って結構活動的でした。泳ぐ姿も見たかった!40km/時で走ることができるそうです。
Red River Hog
ん?あなたももののけ姫に出てきてません?気のせい?
Giraffe
おなじみのキリンさん。
ずっと立ち続けて疲れないのでしょうか。そういえばマレーシアにある動物園に行ったときは、広い場所にキリンが7頭くらいたと思うのですが、ほぼ皆座っていました。初めて座っているキリンを見た瞬間でもありました。
ここのキリンはずっと立っていました。
Lion
少し遠いですが、こっちを見てくれました。
Gorilla
なんだか威厳に満ちてます。
後からウェブサイトを見ていてわかったのですが、2016年3月9日に、赤ちゃんが誕生したそうです。私が行った2日後です。2008年以来初のことだそうです。
Mandrill
オスはなんとメスの2倍ほどの大きさで、色鮮やか。何かのアニメに出てたような気がします。
Eurasia ユーラシア
Bactrian Camels
とても仲のよいラクダ達。この写真、大好きです。
乗ってみたいですね。
Alpaca
ラクダの仲間だけど、首が長くてコブがないのは、アルパカ。そのもこもこに触れたい。。
Red Pandas
レッサーパンダ。パンダというだけあって、木を登り、木の上で食べたり、寝たり、遊んだりするそうです。
今回は地面を歩き回ったのち、とってもかわいい仕草を見せてくれました。
Snow Leopard
触ったら気持ちよさそうな、この尻尾!
Conservatory & Gardens 植物園と温室
植物好きの私にとっては、ここも見逃せないところ。
中は、もわっとするような暑さなんですが、緑がきれいです。
気持ちのよい空間でした。
動物園というより、パークのような感覚
なんと途中で橋を渡り川を越えて、川に浮く小島のような場所に行きます。
動物園というか、テーマパークのような感じもします。
いや、国立公園とか州立公園とかいうパークであってもおかしくないかも?という感じです。
感想
全てを伝えることはできませんでしたが、なんとなく伝わったでしょうか。日本で動物園といえば、ほとんどが土地が狭くて、動物達も狭い檻の中にいることが多いというイメージがあります。(もちろん、全てがそうではないと思いますが。)この動物園では、動物達が「見られるため」にそこにいるというよりは、自然に生活しているその間を、私達が少しお邪魔するような感じです。
動物に癒されたい、という軽い気持ちで行きましたが、見くびっていました。とても面白かったです。一番よかったのは、日本では見られない動物を見ることができたこと。行く価値があります。
4時間くらいいたのですが広すぎて、大昔恐竜パークには行く時間がありませんでした。夏のシーズンは9時にオープンするので、せっかく行くなら早めに行った方がいいと思います。
動物に興味があるなら、カナダの首都オタワから車で1時間の場所にある、ケベック州モンテベロにあるParc OMEGAの記事も面白いかも!?
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