育児も慣れてきた頃、
離乳食のことを考え始めることでしょう。
海外で子育てしていると、日本の情報を参考にするか現地の情報を参考するか迷うことがあるかと思います。
なぜなら日本式とカナダ式(または英語での読み物)で結構違うから。
離乳食レシピについてはカナダ+日本レシピを取り入れられるからバリエーション豊かになっていいと思うんですけどね。
違いを全てリストアップすることは不可能ですが、とりあえず私がこれまでに気づいた違いをまとめます。
カナダと日本の離乳食の違いって?
と気になる方は読み進めてください。
また、後ほど私が「カナダの情報を信じた方がいいかも」と思うものについても2つ挙げてます。
カナダと日本の離乳食の違い
違い①離乳食の開始時期
離乳食の開始時期からすでに違いが。
日本では生後5、6ヶ月から カナダでは生後6ヶ月から
となっています。
あまり早く始めると消化機能が整ってないとか、本来母乳から得るべきの十分な栄養を得られない、とか。
息子は4ヶ月半くらいからすでに私たちの食べものに興味を持ち始めましたが、上記の理由で6ヶ月ぎりぎりまで粘りました。
いや、単に私が面倒くさがり屋だから、ギリギリまで待ちたかったっていうのが本音。
違い②初期で与える食べ物の種類
日本:十倍粥から始まり、野菜、豆腐、白身魚と増やしていく
カナダ:鉄分が補強されたシリアル、鉄分の多い食品(肉や肉に代わるもの(豆腐など))から始め、基本的にピューレ状なら何でもOK
かなり違いますよね。
カナダでは鉄分を!と強く言われます。
そして野菜やお肉に関しては「〇〇はいつからじゃなきゃダメ」というのはほとんどないように思います。(もちろんハチミツや牛乳など特別なものは除きますが)
例えばアボカド。私は離乳食が始まって割と早い時期からあげていたのですが、日本では少し期間を置いてからあげるみたいですね。
卵についてもよく「黄身から」とありますが、新しめの英語の記事では初期から全卵をスクランブルエッグであげてよいと書かれていることも。
もちろん初めてあげる場合は何でも少量から様子を見ながら、ですけどね。
違い③豆類のバリエーション
基本的に鉄分が多めの豆類の摂取は推奨されていますが、その種類が豊富。
Edamame(枝豆)もその一つですが、他にLentil(レンズ豆)やchickpea(ひよこ豆)、kidney bean(インゲン豆)など、日本の離乳食じゃあまり聞きなれないかも?
いや、もしかしたら私だけかな?
ちなみに缶だと塩分が多く使われているので、乾燥したものを購入する方が◎で、
私はよくred lentilを使ってました。水が透明になるくらいまでよーく洗って茹でるだけ。超簡単。
一緒に鶏胸肉やリンゴと茹でるのもオススメです。
日本のレシピだと、豆類で言えば「納豆」とか「豆腐」を使うレシピが多いような印象を受けます。
違い④3回食を始める時期
日本では3回食は9ヶ月からとされている模様 カナダでは「軽食」というのが早い時期からある
カナダでは6-7ヶ月で食事回数を徐々に増やして、9ヶ月頃から3回+スナック(軽食)が2回と書かれているのをよく見かけます。
これ、試したんですけど、
手を洗って、ハイチェアに座らせて、よだれ掛けをつけて、テーブル準備して、
終わったら顔拭いて、手を洗わせて、汚れたテーブルを丸洗いし、床も掃除、
って結構大変で、一日中食事させてるような気分になったので、
我が家では3回の食事+母乳が基本で、
食事をあまり食べなかった場合やお腹が空いていそうな時だけ、
軽食としてさつま芋やバナナ、栄養補助食品のお菓子を私の膝の上に座らせて食べさせていました。
違い④finger foodやblwについて
カナダでは自分で手を使って食べるbaby led weaningを早い時期から取り入れている家庭も多いよう。
本屋さんに行くとそういう本もたくさん出てるし、インターネットでも情報が仕入れられます。
でもうちはこれは興味がありましたがなかなかできませんでした。
食べ物がもったいなーいって思っちゃったんですよね。そう思う日本人って多いんじゃないかなー
9ヶ月くらいからFinger food(手づかみできる食べ物)を取り入れるようにはしましたが、
1歳過ぎても自分で手に取って食べないので、最初から取り入れればよかったかなと少し後悔しました。
手が汚れるのが嫌ーという子や、食べさせてもらうのが好きな子もいるそうです。
食べ物でもスプーンでも、持ったものは投げちゃって結局もったいなくて、それなら最初から十分汚して学ばせるべきだったな、と。
結局我が子は1歳1ヶ月頃から手掴み食べするようになったんですが、基本的に食べさせてもらうのが好きみたいです。
違い⑤調理の仕方
離乳食のレシピについてはインターネットのおかげで日本の離乳食レシピも簡単に検索できちゃうし、
アジア系スーパーで割と簡単に食材も手に入るので
昔に比べたら海外での日本食離乳食作りもだいぶんラクになったのではないかと思います。
ちなみに海外レシピだと、
オーブンを使ってそのあとブレンダーにかける料理がちらほら。
そして中国系だと蒸すことが多いよう。
日本で大活躍の「電子レンジ」はやはりあまり好まれないような印象を受けます。
カナダ情報を信じたいもの2つ
と、先に述べたようにこんなに違うと迷うわけです。
息子は100%アジア人なので日本式がいいのかな、とか。
でも現地のやり方に沿った方が後々楽かな、とか。
ドクターも、周りの人も、カナダ基準で話してくるはずだし。
そんな中で、私が思う「これはカナダの情報を信じた方がいいんじゃないかな」を2つ挙げます。
①鉄分の早期摂取
日本でも2019年に改新された授乳・離乳の支援ガイドには早い時期からの鉄分摂取を推奨されていますが、
特にインターネット上ではなかなかまだまだ広まっていないようです。
カナダでは離乳食開始から鉄分を摂るように言われますので、
そこは従った方がいいでしょう。
また、子どもの鉄分の重要性は検索するとたくさん出てくるので
離乳食を始める前に読んでおきたいところ。
②オーガニックにした方がいい食品の種類
あとは、オーガニック食品。
Pesticide(殺虫剤)が多く使われてるとか、
肉や乳製品だったらその動物が食べてる物を気にして、
オーガニックが良いと思う人もいるかと思います。
結局はこだわりすぎて与えない、よりは、
こだわらずに何でもバランスよく与えるのが一番良いみたいですが、
もしこだわる場合は、どんな食品がオーガニックの方がいいのか、という情報は、
アメリカやカナダの情報を仕入れた方が正確かと私は思います。
私たちが食べているもので日本産なんてほぼ無いですからね。
Environment Working Groupが出している
Dirty Dozen、Clean 15を参考にするとよいでしょう。(最新は現在2022年に出されたもの)
うちはとりあえず苺、ほうれん草、りんごと市販のベビーフードは必ずオーガニックを買っていて、
卵も割と良いものにこだわってますが(これはただ味が良いから)、
それ以外は見つからなかったり高価だったりでこだわれないなー、と早いうちに諦めました。
最後に
というわけで、日本とカナダの離乳食の違い5つと、
カナダ情報を信じた方がいいと私が個人的に思うもの2つの紹介でした。
深く調べればもう少し違う部分が出てくるかもしれませんが、
とりあえず、カナダで離乳食を開始して私が気づいた違い、ということでまとめました。
はじめての育児に、初めての離乳食でいっぱいいっぱいなのに、さらに日本とカナダで違いがあって混乱しましたよ、私は。
なのでまとめてみたわけでございます。
これが誰かの役に立ったら幸いです。
ではでは。
↓どの種類のチーズを与えたらいいか迷っている方はこちらも読んでみてください。↓
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