生きているなら必ず訪れるであろう病院。
ここカナダの病院は、日本の病院とだいぶん仕組みが違います。いつか書きたいと思っていたことですがなかなか書けていませんでした。
ここ数か月生理前の胸の張りがひどかったのでこれは一度診てもらおうと思って受診したのでその体験談も含めて紹介します。
ただ、大きな病院には日本でもお見舞いくらいでしか行ったことがないので、ここでは診療所とかクリニックと呼ばれるような小さめの病院に焦点を当てて書きたいと思います。
日本とカナダのクリニックの違い
3.待合室⇒個室⇒医師が個室に入ってきて診断
4.医師が数名いる
8.受付スタッフがフレンドリーではない
1.診察料は無料
まずアルバータ州だとAHCIP(Alberta Health Care Insurance Plan)という保険があり、これが無料の基本健康保険を提供しています。
もちろん加入の手続きを行っておかなければいけません。誰が加入できるかや何がカバーされるかについて詳しくはここでは述べませんが、加入していれば医師による医療診察は無料です。
2.最初から専門科医に行くのではなく、まずはファミリードクターに診てもらう
3.待合室⇒個室⇒医師が個室に入ってきて診察
カナダの場合:受付⇒待合室⇒個室⇒医者が個室にやってくる
4.医師が数名いる
日本の場合:クリニックだと医師は一人しかいないところが多い
カナダの場合:医師が複数人いる
私の場合風邪や手首の痛みで数回男の先生に診てもらっていましたが、胸の張りが気になって行ったときは女性の先生を指名しました(同じクリニックです。)
また「婦人科専門の先生は〇曜日にやってきます。今予約しましょう。」といった紙が壁に貼られているのも見ましたので曜日によって専門医がやってくるクリニックもあるようです。
5.レントゲンや採血はしない
日本の場合:行ったクリニックでレントゲンや採血をしてくれる
カナダの場合:医師からの申込書(Requisition)をもらい、指定のレントゲンや採血をしてくれる場所(ラボ)に出向きます。レントゲン以外(例えば超音波、MRI、CT他)は予約が必要。
最初は二度手間な感じがします。
今回は診察で胸が張るのは誰でもあるし触診でしこりもないと言われましたが、一応超音波受けとく?と聞かれたのでその書類を出してもらいました。
最近新しくうちの近くにこのラボができたのでまだよかったですが、これ遠かったら「はあ~」ってなります。
6.ドクターにさよならを言われてそのまま帰る
日本の場合:最後に受付(または支払いカウンター)に行って支払う
カナダの場合:支払いがないので医者に指示をもらいそのまま出ていく
これが最初はとても変な感じがしました。
7.薬代は有料
日本でも近年は処方箋をもらって近くの薬局に出向いて薬を受け取ると思いますが、カナダでもそれは同じ。処方箋を持って近くの薬局に行きます。
最初に記載した通りAHCIPに加入していれば診察料は無料。ですが、薬代は有料です。勤め先の会社が提携している保険に加入するか、それが適用されない場合はBlue Crossなどの保険会社が扱う保険に自分で加入しておくことで負担額が割引されます。
8.受付スタッフが怖い
おまけ情報としてですが、カナダのクリニックのスタッフの態度がよくないというのはよく聞きますし、グーグルマップの病院のレビューなんかでもよく書かれています。まあ、日本でもフレンドリーではないと思いますが、最低限ていねいな対応をしてくれるかと思います。
ただ私が行っているところでは無愛想でも怖いとまでは感じたことはないので、クリニックによるのかもしれません。それか先に「怖い」というハードルを上げまくっていたので大したことがないように感じたのかもしれません。
態度がよくない理由としては診察料が無料だからだと思います。他のクリニックと競い合わなくても来る人は来るし、給料ももらえる。反対に歯医者さんや眼科などは患者さんがお金を払うため、料金やサービスで選ばれることになるので比較的スタッフの対応が良い場所が多いようです。
最後に
いかがでしたでしょうか。あくまでも私の知識内での比較です。この他にも、これも違うよ~とか、私はこれ驚いた~とかいうのがあればぜひぜひ教えてください。
ちなみに超音波検査を受けに行った話は、次回書こうと思います。
※更新しました⇓
カナダで超音波検査を予約→検査を受けてきた時の話をまとめました。
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