前回に続いてカナダでの家探しのお話。
すでに買い手が決まっているという事情アリな物件を内見し、オファーを出しました。詳しくは前回の記事にて。
今回はオファーのやりとりを中心に、その結果までを綴ります。
オファーのやりとり
さて今回の物件、リスト価格は628,000ドル。
価格交渉はすでにトロントでの物件購入経験を数回持つ夫にお任せ。
すでに購入者がいることもあり、オファー金額が低すぎるとオファーを却下されてしまうので、ここは慎重に。
オファー金額は伏せますが、希望引き渡し日は6月25日に設定。(この時4月上旬)
希望引き渡し日は遅すぎても売り手がオファーを受け入れてくれないかもしれませんからね。
でも今住んでるコンドの賃貸契約が7月末までなのであまり早くても困ります。
さて、カウンターオファー、来るか。
・・・来ました!
オファー金額より20,000ドル高い金額で、希望日は5月14日で。
5月半ばばんて早すぎます。
それなら前回私たちが提示した金額よりより5000ドル上げた金額で、6月18日はどうでしょう。
前回私たちが提示した金額より4000ドル下げます。6月1日で。
なかなか良い調子で、お互いが最初に出した金額の真ん中あたりに近づいてきています。
前回私たちが提示した金額より4000ドル下げます。6月11日で。
前回私たちが提示した金額より3000ドル下げます。6月11日で。
この時点で夫は「ここまでなら喜んで出せる金額だけど、もう少し下がると嬉しいなあ。」と言いました。
なので「あと少しだけ下げれないか」という交渉になりましたが、
もうこれ以上は無理ですわ。ただその代わりに引き渡し日を遅くできまっせ。6月25日で。
これで決着。
結構いい感じに進んだものの、夫は「最後の最後で負けた」と言っていました。
まさか最後に希望受け渡し日を変更して交渉してくるなんて想定外だったそうです。
これが最初から計画されてたなら、かなりのやり手。
でもそんな方がなぜ「コンドが売れたら」という条件の先のオファーを受け入れたのでしょう。やはり謎です。
先の買い手の答え待ち
というわけで契約完了!と言いたいところですが、まだ決まったわけではありません。
この「すでに決まった買い手」が契約を解除しなければこのやり取りも水の泡。
この場合、私たちの交渉が成立して契約書が受領された時間から24時間以内に、先の買い手はどうするか答えを出さないといけないそうです。
先の買い手の選択肢は
「所有するコンドが売れたら」という条件を消して購入する
または
条件が整わなかったために契約を取り消して諦める
かのどちらかになるはず。
前者だと私たちは購入できません。
ドキドキ。
ドキドキの結果
価格交渉が済み、契約書にサインをしたのが夜の11時頃。
次の日なかなか連絡が来ないので、夫と2人で一日中ソワソワ。
「コンドが売れなくてもこんな時に親が出てきて「お金?出してあげるよー」ということもありえるからねー。」
「銀行になんとかならないか話つけてるだろうねー。」
と夫が説明してくれるので、舞い上がりそうな気持ちを沈めながら一日過ごしました。
そして、ついに夜6時ごろ、仲介人から連絡が。
「先の買い手が購入をキャンセルした」とのこと。
つまり、購入権が回ってきたわけです。
や、やった!
まあこの時点ではproperty inspection(専門家による家のチェック)であまりにも悪い結果が出たら購入はしない、という可能性もありますが、
結果から言えば後日それについても大きな問題はなく、
この物件が将来の私たちの住処となることになりました。
わーい(((o(*゚▽゚*)o)))
現時点で引き渡し日まであと2ヶ月ほど。
色々やらないといけないことはたくさんあるのに、楽しみすぎて早く引っ越したい気持ちでいっぱいです。
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というわけで、カナダでの家探し体験談でした。
家探しとは、理想と現実の隙間を埋めていくものだと私は思います。
何軒も内見する中で、その隙間は小さくなり、ある時ピンとくる物件に出会うものです。
なのでなかなか決まらないならそれもあり。タイミングが少し違うのかもしれません。
もしあなたが現在家を探しているなら、あなたに合ったピッタリのおうちが見つかることを願うばかり。
何はともあれ、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
ではでは。
【完】
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え?最初から読んでない?じゃあ、読んでみる?↓
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