公園での出会いはたくさんあるものの、
そこから関係を築くのは簡単なことじゃないように思える。
「このお母さん/お父さんいい感じだなー」と私が思ったところで、
子供の年齢が離れすぎていたり、子供同士が興味がないとなかなかお近づきになれないし、
逆に子供同士の相性が良くても親の相性が合わなければ、
なかなか連絡先を交換する、というところまでたどり着くことはほとんどない。
そして運良く連絡先を交換できても、
その後連絡を取り合うかどうかといえば、そうではないこともある。
でもそんな中、ついに息子に友達ができた・:*+.\(( °ω° ))/.:+
2ヶ月違いの女の子。初めてのお友達。
そして息子に友達ができたことで、私の心の中でも少し変化があった。
今回はそれを書き留めておこうと思う。
女の子との出会い
一歳半。
それまで息子は、少し年齢の離れた子どもが
「ベイビー!」
と言いながら寄ってきて一緒に遊ぶことはあったけど、
月齢の近い子にはあまり興味を示さなかった。
今回友達になった女の子も息子と出会うまでは、
年齢の離れた子とは遊べるのに、近い子に関してはなんと泣くこともあったそう。
だけど息子とその子は最初からどこか気が合ったらしく、
初めて出会ったときもお互いにお互いの存在が嫌ではないような感じだった。
「今までで一番嬉しそうに他の子と遊んでる!」
そう言ったのは育児休暇中のその子のお父さんだった。
お互いに出会った公園の近くに住んでることもあり、
「きっとまた会えるよね。じゃ!」
とその時は連絡先は交換せず。
でも一日というのは長いもので、
「毎日2回来てる。」と言ってたしすぐ会えるかなー(*^▽^*)
と思ってたけどなかなか会えず。
やっと出会えたのは一週間後だった。
その時もまた、その女の子と息子は静かに遊んでいた。
「仲良し」というよりも、「一緒にいて落ち着く存在」という感じで、
一緒のことをしたり、別々のことをしたり、一緒にいて嫌ではない感じ。
そんな二人の姿を見てか
「連絡先を交換するのはどうでしょう。時々こうやって一緒に遊ばせましょうよ。」
とお誘いが。
お父さんと話していて私も嫌ではなかったし、
多分お父さんも嫌じゃなかったのかな、と。
話をすると、彼は奥さんと共にサスカチュワン州からやってきて、
カルガリーには他に家族や親戚はおらず、自分たちだけ、らしい。
私たちも別の場所からやってきて…と同じ境遇で、
子どもが一人目、というところも、
子どもに友達がいない
というところも共通していた。
お父さんが
「コロナで同じ境遇で共通する何かを感じ合ったのかな?」
と言ってたけど、
コロナ禍で育った子は他にもたくさんいるわけだし、
やっぱり1歳の子供の世界でも「合う合わない」があるんじゃないかな。
話し相手ができて気が楽に
そんなわけでちょくちょく会うようになったのだけど、
会う度に子ども同士の仲が深まるだけでなく、親としても気が少し楽になるのを感じた。
なぜなら誰か知ってる人がいると子どもを遊ばせながら話せる人がいて、
育児のちょっとした話や、世間話などなどできて息抜きになるのだ。
(私にとっては生の英会話や会話を通してカナディアンカルチャーをひしひしと感じる機会でもある)
何度か会ううちに、「互いに自分の子を見る」というより、
「2人で2人の子を見る」という感じになり、心に少し余裕ができた感じもした。
子供たちはといえば、
子ども同士で教え合ったり(片方ができることをもう片方が真似する)、
自分たちで何かしら自己流ゲーム(たとえばボール投げて取って、次はあなたの番で、みたいな)を作って遊び始めたり、と
一人きりなのと友達がいるのでは違うというのを見せつけられている。
そんなこんなであっという間に1時間、子どもの機嫌が良ければ2時間過ぎてしまうのだ。
子どもも疲れるのでその後のお昼寝もバッチリ。
いいこと尽くし。
本当にこの出会いに感謝している。
何度か一緒に遊んでからは、
子どもたちも明らかにお互いに「この人知ってる」という素振りも見せるようになった。
これからも仲良い友達でいてくれないかな。
そしてできれば長く続く家族付き合いに発展させたい、なぁ。
誰かに出会う、まずはそこから
というわけで息子に念願のお友達ができた話を綴った。
友達をゼロから作るのは大人にとっても難しいことの場合が多いので、
奇跡だなーと思うくらい、いまだにこの出会いに感動してる。
やっぱりなんでも、まずは行動なんだな。じゃなきゃチャンスにも遭遇しないわけか。
つまり誰かに会わないと友達は作れないってこと。
やっぱりお友達って大事だもんね。
今後その女の子はデイケアに通うことになるので、
息子の遊び相手のみならず、私としても話し相手がいなくなってしまう。
だから次なる出会いを求めて…とりあえず息子と外に出ないといけないな。
寒さに負けず、ね。
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