カナダ 生後6か月から推奨されているEye examを受けてきた話

カナダで育児

こんにちは。

カナダで子どもを出産し、6か月の定期予防接種で言われたのが、

こどもの眼科受診について

でした。

州によって多少の違いはあるかもしれませんが、アルバータ州では、6か月~9か月のうちに一度検査(Eye exam)を受けるように推奨されているとのこと。

Eye examは視力検査ではなく眼科検診。このあとは2歳から5歳の間に一度、その後19歳になるまで毎年一度の検診を受けることが推奨されています。

あくまでも推奨なので、絶対ではありません。

だけどウチは両親(の家族も皆)共に眼鏡。幸い目の病気の家族歴はありませんが、目が悪い一家に生まれた息子は、遺伝的に将来眼鏡になる可能性が高く、

そして「推奨されているなら早めに診てもらうのもありかな」という思いがあったので、Eye examについて聞いてからずっと受けさせたいなとは思っていました。

9か月健診でファミリードクターを訪れたときに聞いてみると、「症状が無いなら受けなくても」という感じでしたが、Referralしてもらったので行ってきました。

今回はその体験談も含めてまとめます。

ちなみに現在アルバータ州では、年に一度の0~18歳までの基本的なEye examは州の保険でカバーされます(予約時にご確認を)。
 

生後6か月で検査できる項目

生後6か月では健康的な目であるか目の筋肉の動きやアラインメントが正常に発達しているか焦点が合っているか、などから、斜視(StrabismusまたはCrossed eye)や弱視(amblyopiaまたはLasy eye)が検査できるそう。

異常には早めに気づいて治療してあげたいものですね。

ここまで参照:Alberta Association of Optometrists, Market mall eye clinic

実際に行ってきた体験談

ファミリードクターにReferralしてもらった数日後にEye clinicから電話がかかってきて予約し、当日。

ショッピングモール内にある眼鏡屋さんの奥にある眼科です。

コロナのこともあり、眼鏡屋さんの前で受付手続きを済ませ、奥へ。

待合場所で待っていると名前を呼ばれたので、大きなベビーカーを個室の外に停めて中に入りました。

とても気さくな眼科医さん。

私が息子を抱っこした状態で椅子に座ります。

ファミリードクターの情報を提供し、

まずは問診。覚えているだけで

  • 服用中の薬の有無
  • 出生時Complicationがあったか
  • 病気の有無
  • わかっているアレルギーの有無
  • 目に関しての家族歴
  • 子どもの目について心配な点はあるか

でした。

その後、ドクターによる目の検査が始まります。

すべてを覚えているわけではありませんが、

光の出るペンのようなものを使い光が目で追えているかの確認や、実際に目の中を見ての確認、あとは大きな双眼鏡のようなカメラで目を数秒で撮影。これで必要なデータが取れるそう。すごっ

このデータを記録として残しておくことで、今後の検査の結果の参考になるとのことです。

息子の目は「正常」ということだったのでデータについて詳しくは聞きませんでしたが、今思えばもう少し深く質問してみればよかったかも。

最後に結果はファミリードクターにも通知しておくということと、年に一度の受診が推奨されていること、そして今後も目の観察をするようにし、もし目が内側に寄ったり外側に寄ったりするようになったらすぐ眼科を受診するよう言われました。

受診後受付の方に呼ばれ、「もう行っていいわよ。」とのこと。支払いについて聞くと、「基本的な検査だけで他に特別な検査がなかったから健康保険でカバーされるわよ。」とのことでした。

なのでもし特別な検査を受ける場合は支払いが必要になることもあるようです。

★ちなみに息子の反応は★

受診した時期は生後9か月ちょっとの時期。

泣きもせず、むしろ初めて見る風景に興味津々な感じでした。ただ、前向きに座らせようとするとそこは譲らず、横向きでしっかり私の腕を掴んでいたところから、やはり知らない場所への不安は秘めていたようです。

なので最初から最後までずっと横向き。ドクターに対して顔を右に向ける形での受診でした(^^;)

OphthalmologistとOptometristの違い

日本だと視力を測るのも何か目の病気が疑われる場合も基本的に「眼科」を訪れますが、海外ではその二つは別のものとされています。

Ophthalmologistは「眼科医」で、目に異常がある場合に訪れる場所。基本的にファミリードクターやOptometristからReferralしてもらう必要があります。

対してOptometristは「検眼医」で、眼鏡やコンタクトレンズを作るときに訪れる場所。ファミリードクターを通さずに自分で探して予約することができます。

今回の話のEye examについてはOptometristも行うことができるので自分で予約することも可能ですが、息子の場合は9か月健診で相談したことからファミリードクターからOptometristを紹介してもらいました。

もしかしたらどこに行こうとそんなに違いはないかもしれませんが、数ある検眼クリニックの中から乳幼児の検査に慣れている検眼クリニックに行けたのはよかったです。

目の検査中に視線が思う方向に向くようにアニメを流してくれたり、双眼鏡のようなカメラも数秒で撮影が終わるのは子どもに(親にも)優しいですね。子どもの検査に慣れているんだな、と感じました。

感想 – 受診してよかった

コロナのこともあり特に症状があるわけでもないので「わざわざ行かせなくても…」と夫は言っていましたが、行ったら行ったで行ってよかったと私は思っています。

遺伝的に将来視力が悪くなる可能性もあるし、遅かれ早かれ検眼医にはお世話になると思います。

今後役に立つかどうかはわかりませんが、小さいうちから記録があるのはないよりいいんじゃないかな。

そして何より現時点で一度「異常なし」と言ってもらえてちょっと安心。

次は2歳から5歳の間にもう一度。こちらも受けさせたいと思っています。

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