「日本って窮屈だけど、それでも私は日本も好き。」2年ぶりに帰国して思ったこと。

徒然日記

海外に出て、海外で生活していると、

感じることがあるんです。

日本ってなんて窮屈なんだって。

それは人口密度が高いっていうせいだけじゃなくて、

流行に流されやすくて、

皆同じような恰好をしてるし、

人の目を気にして生きている人が多くて、

皆やるから自分もやらなきゃ、なんて人も多い。

お年寄りに席を譲るのだって、

どうしよう、どうしようって考える。

譲らなかったら他の人どう思うだろうとか、

譲ろうとして「まだそんなに老いてないのに。」って傷つけちゃうかもとか。

頭で考えすぎて行動にはうつせてない。

マタニティマークだって、

堂々と着けて、堂々と座れる社会になればいいのに。

譲る勇気がない、譲りたくない、のを他の人に悪く思われるのが嫌な人たちのせいで、

あたかも妊婦が悪者のようになっている社会はとても悲しい。

お店に行けばまるでロボットのように話す店員さんがいる。

その人らしさなんて関係なくて、

ただマニュアルに沿って接客をしている。

変に世間話をしようとすると、変な目で見られることもあるし。

都会に行けば狭い歩道をたくさんの自転車がスイスイと駆け抜けてく。

それだけでも窮屈で危ないのに、

最近流行ってるスマホゲームをやりながら運転している人も多い。

「皆やってるから」気にならないのである。

批判を受けても。警察に注意されても。

通勤ラッシュ時の地下鉄もぎゅうぎゅう。

次の電車はすぐにやってくるのに。

その次の次の電車も、人がたくさん。

この小さな島に、どれだけの人がひしめきあっているのだろう。

日本って、本当に窮屈。

それでも、自分が生まれ育った場所に戻ると、

家族がいて、地元の友達がいて、

そこは最高の場所なのである。

自分の原点だって思える場所。

そんな場所がある国を、

私は嫌いになろうとは思わない。

よく、日本で生まれ育って海外に住んでいる日本人が、

「日本は合わない。」

「もう日本じゃやっていけない。」

って言ってるのを耳にするけど、

私は、

日本でだって生きていける。

そりゃ、窮屈だとは感じるけど。

日本語ペラペラだし。

生まれ育った国だから。

海外の生活を見てきたからって、

日本に対して否定的にはなりたくない。

日本人との付き合いは面倒だ、と言う人もいるけど、

そうやって「日本人」とまとめて嫌うより、

一人ひとりを見るべきだと思う。

合わせるのが苦しいなら、

合わせないならいいのに。

「個性的」でいればいいのに。

「個性的」になれないのは、

日本人の素質があるからこそで。

「個性的」になれないことを、

「日本」や「日本人」を否定する理由にしちゃいけない。

その「個性」を

受け入れない人もいるかもしれない。

でも受け入れてくれる日本人だっているわけで。

それは日本人に限らずどこの国の人でも同じこと。

そうやって自分を認めてくれる人を

大事にしていけばいいだけのこと。

日本って本当に素晴らしい場所で。

カナダで「大自然!」なんてはしゃいだけど、

日本の風景だってとても美しい。

コンビニにはATMがあるし、

マルチコピー機もあるし、

郵便物を受け取ることもできるし、

宅配便を出すこともできるし、

安くておいしいコーヒーも提供してる。

公共交通機関は定刻で動いているし。

人の気持ちを考えすぎることができるからこそ、

利用しやすい商品が開発される。

冷たい人もいるけど、

優しい人だっている。

地元の役所の人に、

稀な手続きを持って行ったら

大騒ぎになって、

まだ解決してないけど、

必死に対応してくれてるし。

夏はとっても蒸し暑いけど、

それでも今回二年ぶりに帰国して思ったんです。

日本ってやっぱり素晴らしい場所だなって。

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