出産後、初めての授乳のときから乳首が痛かったんです。
吸い付き(Latch)は誰もが「とても上手」だと認めるくらい(笑)うまかったのに、乳首が痛かったんです。二日後くらいにはカサカサひりひりしてもう本当に乳首さんがかわいそうなくらい。
ナースには「母乳を塗っておくと早く治る」と言われましたが毎回治る前に授乳をしないといけないので治る気配なし。
吸い付きはできてるのになぜ痛いのか。
退院前に病院内にいるLactation consultantに診てもらったとき
「軽度のTongue-tieっぽいわねー。」と言われました。
初めて聞く言葉。後で日本語で調べてみても初めて聞く言葉でした。
舌小帯短縮症というらしいです。
結果的に軽度なので切断ではなくエクササイズで治したのですが、今回は乳首が痛くて母乳外来に行ったときの話をしたいと思います。
Tongue-tie 舌小帯短縮症とは
まず、Tougue-tie、舌小帯短縮症(ぜっしょうたいたんしゅくしょう)とは何か。
オーストラリア生活情報サイトの「Tongue-tie」と母乳育児のページにわかりやすく書いてある記事を見つけました。リンクをクリックして読んでみてください。
病院では「簡単に言えば舌の下のひだの部分が短いことで、これにより赤ちゃんが舌ではなく顎を使って母乳を飲むために乳首が痛くなる。」との説明を受けました。
重度の場合は将来的に発音にも影響してくることもあり、ひだの部分を切る必要があるようです。
母乳外来を受診したきっかけ
退院前、病院では
「軽度だから発音には影響しないだろうけど、乳首がとても痛むようなら退院してから母乳外来に行くといいわよ。」と市内のLactation specialistsがいるクリニックのリストをもらったのですが
退院して次の日にパブリックヘルスの産後ケアサービスを受けたときにも乳首の痛みの話をしたら、「家から近いこのクリニックにReferralしておくから~。」と言われ、数日後にそのクリニックから電話がかかってきました。
それで母乳外来を受診することになりました。
母乳外来受診の日
母乳外来へは夫も一緒に行ったのですが、私が受付をしている間に息子が「うんぎゃー」と大声で泣き始めました。
生後7日です。
しかも授乳を診てもらうため数時間授乳してません。そりゃ泣きたいよな。
受付を済ませると夫は外に出て我らが子をあやしていました。夫曰く公共の場で泣かれるのはすごく嫌らしいです。
私は「病院だしまだまだ小さいし泣いても仕方ないでしょー。」と思ったんですけどね。
まあそれはいいとして、私達の番がやってきました。
切断する?どうする?
授乳の専門医が私の授乳の仕方や赤子の口の中を確認し
「これは軽度のPosterior tongue-tiedね。」
と言いました。やっぱり。
「まあ軽度だから発音には影響ないだろうけど乳首はこれからも痛いだろうから切断しとく?切断したら3週間は切ったところが成長して繋がってしまわないようにひだの部分を指で触らないといけないけどね。」
と、軽く言われます。
私は「こういうのは体も年齢も小さいうちにやった方が痛みが少ないしいいかなあ。」と思いましたが、夫は「えー痛いよぉ(;_:) 切った後も3週間は触られて痛いんだよ…。でも、乳首が痛いのはRinだから、Rinはどう思う?」と言います。
そう言われるとこんなに小さいのにかわいそうだなと思い始めて、軽度ということもあり何か他の手はないかと尋ねると
「これ、切断後用のエクササイズなんだけど、軽度だとこれでよくなる可能性があるから試してみるといいわよ。これで変化がなかったら切断を考えましょう。」と動画のリンクを頂きました。
赤ちゃんの口の中に指を入れて、硬口蓋をこすったり舌の上を撫でたり、右側と左側の歯茎を触ったり、舌の下のひだの部分を触ったりするものです。
え!?私も?
ちなみに専門医が「ちょっと見せてごらん。」と夫の舌小帯を見ました。
「あー、あなたも軽度のTongue-tieね。」
そして私のを見て
「あ、軽度だけどあなたの方がひどいわー。でも別に発音とか支障ないでしょ?」
と。
・・・え!?私、軽度の舌小帯短縮症なの!?
30数年生きてきて初めて知ったよー
というわけで遺伝であれば私からみたいですね。
小さい頃弟は簡単に巻き舌をやっていたけど私はできなくて1か月くらい猛特訓してやれるようになったけど、
こちらも弟が簡単にやっていた「舌ひねり」、いまだに出来ないのはこのせいだったのかもしれない。
というかもしかしたらRの発音がうまくできないのはこのせいなのかもしれないですよ?笑
確かに舌を奥に巻くとひだの部分がつっぱります。
普通じゃないんだ!(@_@)
・・・
乳首の痛みを忘れるくらい結構衝撃的でした。笑
数日で乳首の痛みが軽くなり始める
先に述べたエクササイズを一日に数回、中でも硬口蓋をこすりながらの指の出し入れを気づいた時に遊び感覚でやっていました。
すると始めてから4日後には痛みが治まってきたのです。
舌を動かすことで刺激が与えられ「成長しなきゃ―」とでもなるのでしょうか。
柔らかい舌がクッションのようになり本当に痛みが嘘だったかのように無くなりました。
たまに血が出ていたかわいそうな乳首さんともお別れ。処方してもらった乳首クリームも数日しか使いませんでした。
最後に
というわけで乳首が痛い件について、でした。
切断せずにエクササイズでよくなったのでよかったです。ドクターも先にエクササイズの話を出してくれればよかったのに。いきなり「切断する?どうする?」だなんて。
その後、息子はかつて軽度のTongue-tieと診断されたのが嘘かのように、舌をべ~と出したり、細くしたり太くしたり、器用に動かしています。
それにしても生後7日の赤ちゃんはやはり珍しいのか、クリニックの待合室で数人に声を掛けられました。(2020年3月上旬の話。コロナが超深刻化する前です。)まあ確かに、生後数日の赤ちゃんなんて外ではほとんど見ないですよね。
今回乳首が痛くて母乳外来を受診しましたが、この時一緒に母乳の出具合も見てもらいました。出すぎちゃって、息子の体重増加の速さが普通より3倍くらいだったんです。
その時の話はコチラ↓
よかったら読んでいってください♪
ではではー。
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