初めての妊娠は、わからないことでいっぱい。しかもそれが自分が生まれ育った国ではなかったら、もっとわからないことだらけかもしれません。
そんなときは現地の友人・知人に聞く、本を読む、他、早いうちから情報収集を行いましょう。
Prenatal Class(マタニティクラス)なるものもありますが、出産数週間前からの参加になることが多いので、その前から妊娠・出産・育児について自分で学べることは学んでおくことをおすすめします。
この記事では私が妊娠中に読んだ本や使っていたスマホアプリを紹介します。
まず、”カナダの情報を調べる”を心掛けるべし
本題に入る前に、ひとつ重要なポイントを記載しておきたいと思います。
それは、
カナダでの妊娠・出産情報を収集するということです。
もちろん、日本語を使ってもいいのですが、できたら英語の方がいいかと。
その理由は二つあります。
一つめは、日本語で出てくる情報はほとんど日本での妊娠・出産の情報だから。
たとえば私は日本語で赤ちゃんが着る服について検索しました。
短肌着とか長肌着とか、カナダにはないです。
じゃあカナダの赤ちゃんは何を着るのか、と、結局英語で調べることになります。
二つ目の方が重要で、今後、ドクターや現地の人と妊娠や赤ちゃんについて会話するときはすべて英語だから。
日本語で調べて日本語での知識を深めても、それが英語で理解できなければ苦戦するのは自分です。
でもだからって、じゃあ日本語で検索してはいけないのか、というと、そういうわけではありません。やはり慣れた言語で調べると短い時間でより多くの情報をインプットすることができます。基本的な意味を理解するのに使い、重要単語を英語で覚えるというのもアリでしょう。

つまり、使い分けが必要、ということです。このブログでは日本語でカナダの出産体験談を書いています。参考になれば嬉しいです。
カナダ産婦人科医共同体が発信する情報
The society of Obstetricians and Gynaecologists of Canada(カナダ産婦人科医共同体とでも訳してみる)が提供する、Pregnancyinfo.caがおすすめ。
妊娠を考えたときから、妊娠、出産、産後までの情報が載っています。一通り読んで知らない単語を書き出すと英語の勉強にもなります。
州が発行している無料のオンラインリソース
各州が発行している無料のオンラインリソースもあります。「州名 Pregnancy Resources」などで検索したら出てくるでしょう。
州が発行しているものは緊急の場合の連絡先などが具体的に書いてあるところが大きな違いだと言えるでしょう。
州によってその質に違いがあるかもしれませんが、例えばアルバータ州は、最低限これだけを読んでおけばいいかと思うくらい出来の良いものを提供しています。
せっかくなのでご紹介を。
アルバータヘルスサービスは、Birth & BabiesHealthy Parents Healthy Childrenというウェブサイトを提供しています。
そのウェブサイト上にあるPDF資料「Pregnancy and Birth」はマタニティクラス(Prenatal Class)でも使用されるリソース。リンクはこちらから。
アルバータ州に特化しているので州内で出産するならこれを読むのが一番だと思います。(アルバータじゃなくても参考になります。)

300ページ以上もある本がスマホに無料でダウンロードできます。ページ数は多いですが、1ページの量は割と少なくサクサク読めます。

出産後は同じリンク先のページにあるThe Early Yearsが役に立ちますよ。

アルバータ州が行うPrenatal Classに参加したら二冊セットで本がもらえました。Alberta Public Health Centreでは無料配布しているそうですが、最近ではペーパーレス化で置いていないところもあるみたいです。
おすすめの妊娠スマホアプリ
babycenter
The best pregnancy app in Canadaなんて調べたらインターネット上にはたくさん出てくるんですが、たくさん持っていても…というわけで、
一番最初に見つけたこのbabycenterアプリをずっと使っていました。
出産予定日を登録すると、現在の週に必要な情報が現れます。
週ごとにメールも送られてくるので現在の週の赤ちゃんの状態他、情報を忘れずチェックできます。

その他、
- 週ごとの写真を記録できるBumpie
- 赤ちゃんの名前の意味を検索できるBaby names
- 陣痛の間隔を記録できるContraction timer
などのツールもあります。
私はおなかが出てき始めたときくらいから、毎週おなかの写真を撮って保存していました。出産後、自動で全部を合わせて一つの動画にしてくれます。
あとは同じ妊娠週の人と繋がれるコミュニティもあります。これは参加しておくと◎。自分と同じ悩みを抱えている人が質問していることもあります。それに対する返信を読むだけでも気が楽になるかも。
そしてこのアプリ、出産したことを入力すると育児画面に切り替わり、今度は週ごとに育児に必要な情報が出てくるようになります。

気になる方は、下記のリンクから詳細を見てみてください。
iPhone用↓

アンドロイド用↓
アプリが必要ない方はbabycenterのウェブサイトを覗いてみるのもいいでしょう。
おすすめの妊娠関連本

妊娠聖書と呼ばれるこの本は、What to Expect When You’re Expecting(2012年)という映画の中でも読まれていたほど。これでカバーされていないことはないのではないかと思うくらいギッシリいろんな情報が書かれています。
専門用語以外の英語は難しくなく、割と読みやすいです。
内容は、
Part 1では妊娠中のライフスタイルや食べ物についてなど基礎的なことについての説明、Part 2では妊娠月ごとの症状と出産時の説明、Part 3では出産後6週目までの説明、Part 4では妊娠中に病気になったときの説明、Part 5では妊娠合併症の説明がされています。
私がよく読んだのは、Part 2。妊娠月ごとの説明は下のように説明されています。



先に「カナダの妊娠情報を収集するべき!」とか言っておいてアメリカ発のこの本を紹介するのはあれですが、妊娠に関してその月ごとに自分が持つ疑問に答えてもらっているような気分で読めるので、読み進めやすいです。気になる部分だけ読む、というのもアリです。
出産の部分は特に熟読しました。「鉗子分娩」や「会陰切開」など実際に分娩時に耳にした言葉は、日本語より先に英語でこの本から学びました。

でも結局アメリカの本なのでカナダとは情報が違うところもある、とマタニティクラスで言われましたけどね(;´∀`)それでもオススメしたい本です。
まとめ
というわけで、私が妊娠中に読んだり使ったりした情報リソース、
- 州のオンラインリソース
- スマホアプリ babycenter
- アメリカの本 What to Expect When You’re Expecting
を紹介しました。
はじめての妊娠は、はじめてのことでたくさん。少しでも多くの知識を吸収して、不安を減らせるようにしましょう。
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