国際恋愛や国際結婚 どの言葉で話す?語学力は?私の場合

カナダ生活

国際恋愛・結婚と言葉

今日は、「国際結婚と言葉」について書こうと思います。

恋に落ちるときに言葉は必要でしょうか。一目惚れする人もいるんですから、恋に落ちるのに言葉は必要ではなさそうです。

もし自分が好きになった相手が自分が話す言葉と違う言葉を話していたらどうでしょう。自分の思いを伝えるのに言葉は必要です。「I love you.」 これだけで関係が始まる可能性もありますね。

では、二人の関係が始まったらどうでしょう。もしかしたら、関係が始まってからお互いの言葉を覚えていくカップルもいるかもしれません。それでもいいでしょう。恋愛なら。

でも、結婚を考えるとなれば話は変わってくるでしょう。相手がどんな人なのかを本当に理解する必要があります。それにはやっぱり「言葉」が必要です。話すことで見えてくるものはたくさんあります。

国際結婚をしているカップルの多くは、どちらかの母語、またはお互いの母語を交えて話しているのではないでしょうか。もしくは私たちのように、お互いに第二言語を使って話しているかもしれません。

ここで、私たちの場合について書いてみたいと思います。

私たちの場合

私とライム君(夫)の場合、基本的に、お互いの母語ではない「英語」を使って話します。支障はほぼありません。ほぼないというのは、一回じゃわからないこともあるからです。ですがそういう場合は聞き返して理解するようにします。

私の英語力

コミュニケーションに必要なのは語学力だけではありません。個人的にその言語の文化や背景を知っている必要もあると思います。なので自分の語学力を測るのは難しいですが、一番簡単な表し方で言えば、出会ったときには英検準一級は持っていました。TOEICは800点台中間をウロウロしている感じでした。

現在はTOEIC900点台で、一対一または少人数の慣れた人達とだと割と話せますが、初対面で大勢の人の中に入っていくのは苦手です。ライム君の仕事関連や友人関連でそういう機会がこれまでに何度かありだいぶん慣れてはきているものの、まだまだ緊張します。相手が皆日本人だとしても緊張しますけど。そこは自分で自分の背中を押すしかないですね。

ちなみに英語の勉強は続けています。一生学んでいくつもりです。

とまあ、そんな感じです。

結婚前の不安

実は、私は結婚を考えたときに少し不安がありました。私たちのコミュニケーションに問題がほぼないのは、そこまで深い話をしていないからなのでは?と。でも深い話ってなんだろう。生死の話もするし、宇宙の話もします。でも夫婦が毎日毎日深い話をするかといったら、そういうものでもないでしょう。日々の生活の会話が成り立っているかどうかの方が重要です。

理解できる相手

私とライム君は、互いに互いのことを理解しているので、お互いに、何を考えていることがわかることがあります。自分が二人いるというか、二人で一人のような関係なので、一緒にいてストレスを感じません。結婚に必要なのは、そこなんじゃないかと思ったんです。通じ合う心。この人とは波長が合うな、っていう。もしこの人を選ばなかったとして、次に出会った相手が日本人だとしても、ここまでお互いに理解できるだろうか、と。

第二言語を使う利点

さて、第二言語を使って会話するというと不利な感じがしますが、いくつか利点もあります。言葉は人を傷つける武器にもなりますが、第二言語を使うことで、傷つける言葉を一度自分の中に溜めることができます。例えば、私の場合怒った時(あまりないんですけど)は言葉がわーっと日本語で出てきます。それを訳す一瞬が自分を落ち着かせる役割をするのです。「あんなこと言わなきゃよかった。」を減らすことになります。

また、言葉と文化は密接しているので、家庭内の文化面にも影響があります。お互いの文化を押し付けるのではなく、英語で話すしカナダに住んでいるんだからと、カナダのやり方にしたり、自分たち独自のやり方にしたりします。

お互いからはあまり学べない?

ちなみに、「外国人と結婚したんだから会話の中で英語力が自然とどんどん伸びるでしょ!」ということは全てのカップルに当てはまるわけではありません。もちろん、二年間の遠距離恋愛でほぼ毎日電話をした結果、リスニング力がグンと上がったのは確かです。ただ、やっぱりお互いにネイティブではないので、ネイティブだったらどう言うのかがわからないこともあります。

お互いの言語を覚えてみるのは?

ライム君は日本に住んだこともあるし、日本語コースを専攻したこともあります。なので、全然できないわけではありません。食べるのが好きなので、レストランで使う日本語は完璧だし、簡単な日常会話くらいならわかります。また割とリスニング力はあります。日本語を教えてあげると言うんですが、なかなか続きません。

私は一時期中国語が好きで必死で勉強したことがあるので、字幕があれば中国語のテレビもなんとなくですが意味がわかります。ただ、彼が使うのは広東語なので、普通話とはまた別の言語です。独学してみたし、彼の家族と会えば広東語が飛び交うのでいくつか単語は覚えましたが、それ以上はなかなか。しかもまずは英語をもっともっと向上させたい気持ちがあるので、今は勉強はしていません。

お互いに、心のどこかで「覚えない方がうまくいく」と思っていたりして。

まとめ

二人の共通の言語となる言葉は、住む場所によっても違うと思います。仕事や生活の中での手続きは、その国の言語で行うことになります。もし私たちが香港に住むとなったら、今私が英語力アップに注いでる時間を、広東語にも割り当てて勉強するでしょう。家庭内の言語も、英語から広東語へと変わっていくと思います。もし日本に住むとなったら、ライム君に日本語をみっちり指導します。言語はその社会で生きていく力へと繋がるからです。

色んな国際恋愛・国際結婚の形があります。英語ネイティブから見たら、私たちは完璧に英語を話せていませんし、ネイティブ同士のように超早口では話せないので、一日の中で話す話題の量が少ないかもしれません。でもコミュニケーションは取れているし、それで関係が成り立っているのですから、それでいいわけです。それでも、ある程度の語力は必要だし、引き続き向上させていく気持ちも必要。もし言葉の壁で悩んでいる人がいれば、やはり勉強するしかないと思います。そしてお互いのことをもっと理解し、結婚に繋げていけたらいいですね。

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