海外のレストランで気づいた 自分の好みを明確にすることの大切さ

カナダ生活

日本にいるとき私は、コーヒーは味を途中で変えるタイプでした。

最初はブラックで飲んで、

途中でクリームを足して、

最後に砂糖を入れて甘くする。。

・・・私だけ?

カナダに来て驚いたのですが、

マクドナルドやティムホートンズなどのファーストフード店でコーヒーを買うと、

注文時にクリームまたは牛乳と砂糖の量を聞かれ、入れてくれた状態で出てきます。

もちろん、別につけてもらうことも可能ですが、そうしている人は滅多に見かけません。

自分がどんな味が好きかを知っておかないといけないのだな

と思った瞬間でした。

コーヒーの味変えは、

一回で3つの味が楽しめる、

優柔不断の私にはもってこいの飲み方だったのですが・・・

カナダに来てから、このように、自分の好みを知っておくことの大切さを感じることが多いので

今回は、レストランで体験した

自分の好みを明確にしておかないといけないんだ

と実感した体験談をまとめてみたいと思います。

ウエスタンレストランでは、「選ぶ」機会が多い

日本のレストランや居酒屋、食べ物やさんだと、

メニューが全て決まっていることがほとんどだと思います。

(高級レストランは違うかもしれないけど、庶民の私は知らない(。-∀-)

あるとすれば、パッと思いついたところだと、

焼き鳥はタレか塩か、とか

ココ壱のカレーの辛さやご飯の量とか?

メニューを注文したあとに選択肢がある料理って少ない気がします。

対してウエスタン料理屋さんだと、注文したあとにさらに選択しないといけないことが日本のレストランより多いので、

自分の「好き」を明確にしておかないと、毎回悩むことになります。

卵料理注文時

朝食で卵料理を注文すると、卵の調理方法を聞かれます。

スクランブルエッグ、目玉焼き、オムレツ、ゆで卵…

もっとたくさんあると思うんですけど、

私は毎回Over easyという両面を軽く焼いた目玉焼きを注文します。

軽く焼いているので黄身がトロリと出てくる感じ。

最初の頃は

「卵なら何でもいい~!お店側で決めて~!」

って思ってました。

それくらい、自分で決めるということが苦手だったんですよね。

サラダ注文時

Photo by NDPetitt

サラダを注文すると、毎回ではありませんが

「ドレッシングは何にしますか?イタリアン、フレンチ、バルサミコ酢、シーザー。。がありますよ。」

と口頭でサラッと聞かれることがあります。

最初は、どのドレッシングがどんな味か理解できていなかったので答えるのに困りました。

日本にいた時にはあまり生野菜を食べていなかったし、

レストランで食べてもドレッシングを自分で選ぶことはなかったと思います。

自分で作って食べるとしても大体マヨネーズと醤油で食べていたので(笑)

イタリアンとかフレンチと言われても

「うーん、どんなのだっけ?」という感じなのに、

それで好きなのを一つ選ばないといけないなんて…

最初は本当に、グダグダでした。

胡椒とチーズ

Photo by MaxStraeten

料理によっては、料理がテーブルに出された時点で、

Do you want some fresh grounded pepper and cheese?(粗挽き胡椒とチーズは必要ですか?)

と聞かれます。

「はい。」と言えば、

ウェイターさんが大きな胡椒の入れ物を持って来て、

「say when」と言い、目の前で挽いてくれます。

自分が良いと思うところで、「thank you.」と言えばよいです。

チーズも同じで、目の前でシュレッドしてくれます。

最初は、「少し食べさせてから決めさせて!」と思っていました。見た目で味はわからないじゃん!って。笑

日本のレストランではウエスタン系の高級なお店でない限り、これはないのではないでしょうか。

庶民に手頃なファミリーレストランでは、胡椒と塩は確かテーブルに用意されていた気がします。

居酒屋…も??

チーズはお願いすればテーブルにケースごと持って来てくれたと思います。

目の前で挽いたりシュレッドしてくれたりしてくれません。

「食べながら自分で味を調整することが可能」という面では

味変えコーヒーと同じなのでは!?

優柔不断の私にとっては、

先に胡椒どれだけ必要ですか?チーズどれだけかけますか?

と聞かれてかけられるより、適していると思います。

(もちろん、最初はNoと言っても食べて足りないと思ったらお願いすればいいだけのことなのですが。なんとなくお願いしづらいです。)

お酒注文時

Photo by Dzz

ビール

特にバーはドリンクメニューがなく、

ビールは何がありますか?

と聞くと、ブランド名を口頭でペラペラと言われます。

自分が飲みたいものを知っておかないと

サラッと答えることはできないでしょう。

別にサラッと答える必要はないけど、その方がカッコイイ。

私は以前、「something light」(軽めの味のもの)って言ってました。

でもそれで出されたビール名をきちんと覚えていないと、

次に行った時も同じことの繰り返し。

飲み物に限らず、飲んだ物や食べた物の名前はきちんと覚えておき、

特に好きなものや苦手なものは明確にしておくべきだと思います。

日本の居酒屋だと、多くの人が「とりあえず生で」で始めちゃう。

日本に住んでいる外国人が知っている言葉のひとつでもあるこのフレーズ、

まあ日本らしさが出ているのかもしれないですが、

「とりあえず」を選択=実際は選択していない、

のではないのでしょうか。

生が大好きで注文している人であれば「好みを明確にしている」と言えますが、

流れで注文している人は、「なんでもいいや」タイプなのでは?

ワイン

ワインについてもこんな経験をしました。

あるとき、ハウスワインはなにかを聞いてみたら、

「普通どんな種類を飲みますか?」と逆に聞き返されました。

これはワインを知っている人がする会話ですね。

いつも、ウェイターさんのオススメを注文したり、

行動を共にする彼ライム君のオススメを注文したり、

ワイン好きの人が一緒だったらその人のオススメを注文したり、

ワインに対してそこまでこだわりがなくてただ雰囲気で飲んでる私なので、困りました(自爆)。

ここで種類が言えたら格好良かったと思います。

まあでも数秒の沈黙のあと、

ウエイターさんが気を利かせて

「軽めのものですか?」と聞いてくれたので救われました。。

まとめ

好きなものを語ることができる人に

このように、

レストランといったひとつの場面を見るだけでも、

カナダでは選択を迫られることが日本より多いということがわかります。

特に、私は家族で頻繁に外食するような家庭で育っていないし、

一人暮らしをしているときも自炊をしていたので、

日本での生活の中での外食経験は乏しい方です。

それが私を困らせた原因のひとつかもしれませんので、

必ずしも多くの日本人が上記のことで困ったことがある、

ということではないはずです。

ただどんな人でも、

自分の好き嫌いを明確にしておくことは大事だと思います。

なぜならそれは自分を形成するものでもあるからです。

「なんとなく」でぼかしてしまうと、ぼんやりとした人間になってしまいます。

今回は食べ物に関する話でしたが、

例えば、いきなり「趣味は何ですか?」と聞かれて、

「うーん。特にないかなあ。」と答える人は正直つまらないと思います。

海外に住むとなれば特に、

その住む街の「好き」(あれば「嫌い」も)をはっきりさせておくと、

会話が弾みやすいと思います。

日本に対しての意見でもいいです。

日本のここが好き、ここが嫌いを説明できると、

話している相手も、興味を持ってくれると思います。

もし、「うーん。何かなあ。よくわからない。」なんて答えたら、

この人って自分を持っていないのかな?となってしまうし、

会話も終わってしまいます。

経験を通して、好きなものを見つける

様々な経験をすることで、

自分の中で「好き」(または「嫌い」)が明確になると思います。

たとえば色んな体験レッスンに参加すれば、

自分の本当の「好き」が見つけやすいと思います。それと同じです。

レストランであればより多くのレストランで食事をすることで、

自分の「好き」の発見に繋がると思います。

味変えコーヒー派だった私も今は、

その時の気分で注文時に調整することに慣れてきました。

これもやっぱり経験で、色んな組み合わせで飲んでみて、

自分に合った最適な組み合わせを見つけるのです。

こうやって人は順応していくものなのですね。。

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「私も味変えコーヒー派!」という方は

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