エドモントンに引っ越してきました。引っ越ししたと言っても、一週間ほどはホテル暮らし。ブログ記事更新が追い付いていないのですが、マイペースに更新していきます。
2016年2月26日(金)のエドモントンは、10度くらいありました。今年は暖冬みたいですね。トロントより暖かいとは!ジャケットがいらない!
天気が良すぎるので、エドモントンで初めてバスに乗り、マタートコンサーバトリーに行ってきました。
バス停から、散歩がてら行く
写真真ん中あたりの、ピラミッドがあるところが、マタートコンサーバトリー。バス停から1㎞くらい歩かないといけませんでした。でもいい散歩です。
道が凍っていました。
近づいてきました。なんだか、誰もいないような感じにも見えます。
入り口がどこかわからず、とりあえず歩いてみる。右側に、スキースクール発見。ダウンタウンの中にスキースクールがあるなんて。さすがエドモントン。
ついに、入り口を発見!
4つのピラミッドの間に入っていくようになっています。
中に入るまで、あまり人気のない美術館のように、人が誰もいないことを予想していたのですが、入ってすぐ左にあるカフェはたくさんの人で賑わっていました。
料金を支払うと、15分後に無料館内ツアーが始まることを告げられたので、待つことにしました。
時間が来た時にちょうどツアーについて書かれている看板を見ていたら、ツアーのガイドのお姉さんに声を掛けられました。
日本から来たと言ったら、「きっと見たことがあるのがたくさんあるよ。日本の植物も結構あるし!」と言われました。でも今までトロントにいて、2日前にエドモントンに来たと言ったら、「ここね、来るのに平均5年はかかるのよ。エドモントンに住んでいてこの四角錐の存在は知っている人は多いけど、いつか行こうって結局行かないの。初めてならツアー参加してして!」
とてもフレンドリーなお姉さんに私はついていくことに決めました。
まず、Temperate Pyramidへ!
少し湿った水の匂い。なんだか少し懐かしく感じるこの空間は、Temperate Pyramid(温暖気候)と呼ばれます。
このピラミッド内の気候は季節により切り替えられ四季を再現。葉の緑や花が楽しめるようになっています。ヨーロッパやオーストラリア、アジア(日本も)などの植物が楽しめます。他の二つのピラミッドに比べたら一番エドモントンに近い気候と書いてありますが、日本と比べたら絶対に違うと思いました。
これはDawn Redwood(曙杉)。普通の木は横に切るとその断面から上に伸びることはないそうですが、この木は変わっていて、伸びることができるそうです。
Dwarf Peach。桃の花が咲いていました。
蘭も。
ちょっと、日本ぽい?
次は、Arid Pyramidへ
乾燥地帯です。過酷な場所で生き延びるために、面白い形になった植物たち。
ちょうど多肉植物に興味があるので、こういうの見ているだけでも楽しかったです。
萎びているクリスマスカクタスを見て、ツアー参加のおばあさんが、「あれ、大丈夫なの!?」と。ガイドさんによると、種類によって、植物にストレスを掛けないといけないものもあるそう。例えばJade plantなんかは、夏が終わってから数週間暗いビニールで覆って、水もやらない。そうしておいて時間が来てから水をたっぷりやると、やる気を出すそう。笑
本当に、面白い話ばかりでした。
このピラミッドの中に長居していたら、暖かくて少し気分が悪くなってきました。ピラミッド内には飲食物は持っていけませんので、喉が乾いたら中央のCentre Courtに戻って水分補給をした方がいいです。
そして、Tropical Pyramidへ
カナダで本当によく見かける、Bromeliad ブロメリア。結構人気があるみたいです。これは葉の間に水をあげないといけないということで、それを知らずに枯らしてしまう人も少なくないみたいです。↓
こちらは、Philodendron フィロデンドロン。毒を持っているので、食べてはダメ。でも空気をきれいにしてくれる植物でもあるので、家に置く家庭も多いらしい。↓
そして今回私の心を射抜いたのが、コレ!Corpse Flower!
なんと木に見えるんですが、これは巨大な花が、「葉」の時期に入っているだけらしく、全体が、「葉」ということなのです!
ちなみに、花が咲いたときの動画を発見しました。
花びらのように見える部分が、朝早くから開き、昼過ぎには閉じてしまう。花全体が熱くなり異臭を放つので、その臭いを辿ってやってきたある種の虫は、花びらの中に捕まり、一晩をその中で過ごし、次の日には解放されます。花粉を持ってきた虫が受粉をさせ、持っていない虫は花粉をつけて持ち出すのです。もう、驚きばかり。
詳しく書いてあるブログを見つけましたので、気になる方は読んでみてください。
世界最大,ショクダイオオコンニャクの花 (2)その仕掛けはまるでミステリー小説のよう
建物の設計ですが、館内は地下にあり、中央部分が低くなっていて、そこから各ピラミッドに入るまでに道が斜めに上がっています。その分土が入る部分が深くなり、深い範囲で本物の空間に近づけています。なるほど、設計者、よく考えてます。
4つめのピラミッドは、Feature Pyramid
年に何度かテーマが変えられるピラミッド。今回は中国の春節にちなんで中国の飾り付けが施されていました。
まとめ
植物に興味があるということもあり、個人的にはとっても楽しめました。お客さんは主に、子供連れの家族や年輩の方々、そして、大きなカメラを持って植物の写真撮影をしに来ている人もいらっしゃいました。少しでも植物に興味があるなら、ガイドに参加するのをオススメします。ガイドさんもとってもフレンドリーです。
また別の季節に行ったら面白いと思いました。特に、数年後に咲く予定の巨大な花(Corpse flower) を観察しに行きたいです。
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