カナダに来て驚いたこと、そのひとつが、現金でした。
カナダに来て、
お金、使いにくいなあ。
と思った人って私以外にもいるのでしょうか。
今日は、硬貨という点で私が驚いたことをまとめてみます。
カナダの硬貨
1. 硬貨の大きさがわかりにくい!
カナダの硬貨は、現在5種類。
右上から、2ドル、1ドル、25セント、10セント、5セントです。
まず、5セントと25セントは財布の中に入っているとすぐには見分けがつきません。
また、日本だと一番価値の少ない1円玉が1番小さいので、10セントの方が大きいというのも、慣れるまで違和感を感じます。
※以前は、1セント硬貨(10セント硬貨ほどの大きさ)がありましたが、もう使われていません。
2.硬貨に名前がある!
日本の硬貨には特別な名前はなく、1円、5円、10円・・・と呼びますが、なんとカナダの硬貨には、硬貨自体に名前がついています。
2ドル・・・Toonie(トゥニー)
1ドル・・・Loonie(ルーニー)描かれている鳥(ルーン)の名前から。
25セント・・・Quarter(クォーター)1ドルの四分の一ということから。
10セント・・・Dime(ダイム)
5セント・・・Nickel(ニッコー)
ちなみに、今はもうない1セントの名前は、ペニーだったそうです。
例えばですが、レジで紙幣だけ渡したとき、あと5セントあればお釣りがじゃらじゃらにならないっていうとき、「5セントコインある?」よりも、「ニッコーある?」と聞かれることの方が多いです。なので覚えておきましょう。
それにしても、日本の硬貨にも名前があったら面白いかもしれません。レジで支払うときに「(例えば)花子ありますか?」って聞かれたらにやけちゃいそう。(´▽`*)
3. 1セント硬貨がないのにお会計.78って…どう払えばいいの?
2013年に1セント硬貨(通称ペニー)が廃止されましたが、金額は、1セント台まで表示されます。
これを現金で支払う場合、1セント台によって切り上げたり切り下げたりしなければいけません。
$5.71と5.72 ⇒$5.70支払う
$5.73から5.77 ⇒$5.75支払う
$5.78と5.79 ⇒$5.80支払う
特に、3と7がどちらに属するかきちんと覚えるまでは、レジで、「どっちだっけ!?」となります。
4. 25セント硬貨があって50セント硬貨がない!※
25セント硬貨は、慣れるまでは変な感じがします。
例えば日本で85円だと、50円玉1枚と10円玉3枚と5円玉1枚という出し方ができますが、カナダで85セント払いたいときは、25セント3枚と、10セント1枚。という出し方ができます。
日本で、「○5円」の場合はいつも、5円玉(または1円玉5枚)という感覚だったので、25セント硬貨がその「5円」の役割を果たすことができるというのが、不思議な感じです。
※実は50セントは一応あることが判明しました。詳しくは別記事に書いています。
それでも現金で支払う
カナダではデビットカードやクレジットカードが主流で、多くの場所でカードでの支払いが可能です。
ですが、「カードでばかり支払っているといつまで経っても現金に慣れない。」と思ったので、最初は硬貨で支払うようにしていました。
慣れない当初はお財布から見つけ出すのに時間がかかり、レジの人や後ろの人を待たせたくなかったのでドル単位で出してお釣りをもらっていました。
硬貨はどんどん増え、ついには硬貨専用の容器を準備し、いっぱいになったので専用の紙で硬貨ごとに分けて包み、銀行へ。
慣れてきてからは現金で支払うときも硬貨で出せるようになりましたが、今でも25セントと5セントは間違えることがあります。
いつのまにか財布の中にUSドルが!
また、さっと数えられないし、どうせ小さい金額だし、という理由で、お釣りをもらっても確認せずにいたのですが、気づいたらいつのまにか財布の中にUSドルが。
左から25セント、10セント、5セント。上がアメリカ硬貨で下がカナダ硬貨です。まあ、似てますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
生活に欠かせないお金。多くの場合でカードで支払うことも可能ですが、硬貨に慣れるのもカナダ生活を満喫する上で大事なことだと思います。
特にレジの仕事をする場合、現金で受け取ったときにパッと見ていくらもらったか判断しなければいけないし、お釣りもパパッと渡せないといけません。
まさかカナダに来てこんなことで悩まされるとは思っていなかったので、自分でもびっくりでした。もし同じように「お金、使いにくい!」と思っている人がいたら、数をこなして、早く慣れるように頑張ってください。
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