妊娠中に必要なdTapワクチン接種とは?Wooping Coughって何?

カナダで妊娠・出産

アルバータ州では妊娠27週から32週の間にdTapというワクチン接種をするように言われます。

当時、dTapって何ぞや?と思い調べた記録があるので、ここにまとめます。

dTapとは

これはDiphtheria, Tetanus, Acellular Pertussisの頭文字を取ったもので、それぞれ

  • Diphtheria ジフテリア
  • Tetanus 破傷風
  • Acellular Pertussis 無菌性百日咳

で、日本では三種混合ワクチンと呼ばれるものです。

受けるとどうなるの?

妊娠中に受けることで産まれてきた赤ちゃんを数か月間、特に百日咳から守ることができます。もし過去に接種していても妊娠中に受けるのが好ましいです。

Rin
Rin

赤ちゃんも生後2か月から予防接種で受け始めます。念のため赤ちゃんが産まれるまでにパパも受けておくことを推奨するドクターもいます。

百日咳にかかるとどうなるの?

百日咳は英語でPertussis、またはWooping Coughと言います。

その百日咳について、アルバータヘルスサービスが提供する資料から引用します。

Pertussis
• infection of the airways caused by bacteria
• causes coughing spells that can last for months
• coughing can be so bad it is hard to eat, drink, and breathe (especially for babies)
• can lead to pneumonia, seizures, brain injury, and death
• spread by coughing, sneezing, or contact with an infected person

Alberta Health Services Diphtheria, Tetanus, Acellular Pertussis
(Whooping Cough) Vaccine (dTap)
 より引用

要約すると、「バクテリアによる気道の感染症で、咳やくしゃみ、感染者との接触を通してうつる。咳の発作は数か月続くこともあり、特に赤ちゃんは飲食や呼吸が困難になることもある。肺炎、けいれん、脳への損傷、死を招くこともある。」

ということです。

どこで受けられるの?

アルバータ州の場合、Public Health Clinicで受けるか、医師からPrescriptionをもらい薬局で受けることになります。

Public Health Clinicの場合

811に電話して近くのパブリックヘルスクリニックを予約します。

※コロナウイルスにより811が繋がりにくいので予防接種については近くのクリニックに直接電話し予約するようになっています。(2020年4月の状況)
811に電話して流れるアナウンスに従うと電話がつながり、予防接種の予約やキャンセルができるようになっていました。(2020年7月の状況)

薬局の場合

健診時にドクターにPrescriptionを書いてもらい、薬局に持って行き接種します。すべての薬局が対応しているわけではないので電話して聞いてみるといいでしょう。

薬局で受けると以前は手数料が取られていたようですが、COOP内の薬局では今は無料で受けることができ、予約も必要ありません。(詳細はホームページをご覧ください。)

実際に受けてみた

私はカルガリーでCOOPというスーパー内にある薬局へ行きました。

州のヘルスカードとドクターからもらったPrescriptionを差し出し、待っている間に同意書にサイン。

すいていたのもあり、5分も待たずに呼ばれ、簡単に後に出るかもしれない症状の説明がありました。

そして、注射器が腕に。

打たれた瞬間筋肉がピクリと動き、担当者の「あ」というほんのかすかな声が聞こえたような…

終わった直後は結構血が出て、しかも痛い。

以前インフルエンザの予防接種も受けたことがあるので、感覚的に今回は下手だったなと思いました。笑

担当の方もやっぱりわかってたみたいで、「青たんになることもよくあるので」を強調。

予防接種のあとは店内で15分待ち、何もなかったのでそのまま帰路へ。

接種後数時間は何をしなくてもズンズン痛みましたが、特に青くもならず腫れもせず、数日後に痛みは無事引きました。よかったよかった。

まとめ

というわけで、妊娠中のdTapワクチン接種についてまとめました。

過去に受けて異常な反応が出た方やワクチンの一部にアレルギーがある方は控えないといけないかもしれませんが、

母体が予防接種を受けることで産まれてくる赤ちゃんを守れるのであれば、ぜひ受けておきたいですね。

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