カナダはアルバータ州の、カルガリーに行ってきました。ダウンタウンを散策するだけでも楽しい街。私が見てきたものをご紹介したいと思います。
カルガリーって?
まずはカルガリーのことを少しご紹介しましょう。
カルガリーは、アルバータ州に位置する州最大の都市。人口は1,096833人、トロント、モントリオールに次ぎカナダで3番目に人口が多い都市です(2011年データ)。だからといってダウンタウン中心部はそこまで大きすぎず、ダウンタウンだけなら歩いて周ることも可能です。川が流れていますが、向こう岸まで歩いて行くことも可能な距離です。
近代的建物とアートで溢れる街
基本情報はこれくらいにして、早速写真と共に紹介していきます。今回は主に「近代的建物」と「アート」というテーマに絞って書くことにします。
まず、もう最初に見せてしまいますが、橋を渡り川を超えた向こう側からダウンタウンを見た景色です。ガラス張りの高層ビルが光を反射して近代的な街を作り上げています。
天気もよく、ここからの眺めは本当に最高でした。これはパノラマ写真を撮らずにはいられません。
これは、ボー川 (The Bow River) です。凍ってません。
The Family of Man (Armengol Statues)
さて、ではこの足は何でしょう。
正解は、これです。トリップアドバイザーで調べたら、Armengol Statuesと出てきます。
名古屋駅のナナちゃんの、ご先祖さまのよう。
こういうの、とても好きです。何故かは説明できないけど。
このアートは、Mario Armengolというスペイン人の芸術家により1967年のモントリオール万博のために作られ、ブリティッシュパビリオンに展示されたそうです。万博後、6.5mのアルミでできた像はあるカルガリー人により購入され、後にカルガリー市に寄与されたとのこと。1968年にこの場所に設置され、その後ずっと動かずに立ち続けている…
参考ウェブサイト⇒ Calgary then and now – Family of Man (英語)
ホテルの部屋から見ると巨大な人達が戯れているように見えます。
Wonderland Sculpture
さて、お次は、大きな顔のアート。
The Bowという高層ビルの正面にあります。
Jaume Plensaというスペインのバルセロナで活躍する芸術家により作られたもので、2013年に設置されたようです。白いワイヤーでできた高さ12mもある若い女の子の頭のアートです。
参照ウェブサイト:Spanish artist Jaume Plensa helps Calgary come of age (英語)
中に入ることもできるので、この不思議なアートを内側から楽しむこともできます。
夜はライトアップされ、違った雰囲気をかもし出しています。
Conversation Sculpture
さて、お次はカルガリーに行ったら絶対行きたいアベニューである、Stephen Avenueで話し合っている二人を発見。喧嘩してるようにも見えます。
Trees Sculptures
周りの建物により発生する突風を減らすために2000年に設置されたそう。これも、Stephen Ave.にあります。
参照URLはコチラ(英語)
ここは、夜ライトアップしてある方がきれいでした。でもこのアベニューは平日のランチタイムに歩くのをオススメします。とても賑わってて楽しいです。
オリンピックプラザ
1988年の2月にカルガリーで開催された冬季オリンピックのために作られた場所。
私が生まれたとき、カルガリーオリンピックが開催中だったということに気づきました。
Famous Five Statue
オリンピックプラザにある銅像。これは、エドモントンのBarbara Paterasonという芸術家により作られました。ただ5人が集まって話しているように見えますが、とても意味が深いです。
この5名は、19世紀半ばに生まれ、歴史の渦と理想主義の中に共に溺れた女性達。一人は警察判事、一人は女性議会を作った法学者、他の三人はアルバータの立法議会のメンバーと、それぞれが自身の権利で本物のリーダーとなりました。彼女達はこれら全てをカナダと英国の法律の下で「人」として認められる前に手に入れたのです。
それぞれが女性と子供の人権と福祉ため、その当時の偏見と反感に直面しながらも一生懸命そして勇敢に闘いました。彼女達は共に止められない勢力を形成し、カナダ、そして全ての共和国の女性の世界を変えたのです。
この銅像は、5人の女性が勝利を祝うために集まってお茶をしている場面だそうです。
参考ウェブサイト⇒ The Famous 5、The Famous 5 at Olympic Plaza (英語)
とても深い意味を持つ銅像達でした。
その他にも…
馬のアート。
後ろに見えるのはタワー。タワーには夜に上りましたが、実は、高層ビルより低いんです。タワーってその場所で一番高いべきでは?と思うのですが、まあ、仕方がないですね。
足元を見てみると、こんなとこにまでアートが施されてます。
こんなふうに、銅像が、街のあちらこちらにあります。ビルの中にもあったりします。
下の写真は、The Bowという高層ビルの隣にある、Suncor Enegy Centreというビルの中。The Bowが建つまではカルガリーで一番高いビルだったとか。
ビル内にも銅像が。飛行機も飛んでいます。中がとてもきれい。2階はフードコートみたいになっていて、綺麗なビル内でランチをしている会社員(西洋人が多い)の光景がまさに外国のオフィスって感じで絵になっていました。
こんなところにもアートが!
ほとんどの建物は2階の部分で繋がっているので外に出ることなく移動が可能。まさに、寒い場所ならではの設計ですね。
最後に、オレンジの建物の後ろにある建物が、トランスフォーマーに出てきそうだったのでこちらも写真を撮りました。
まとめ
いかがでしたか。カルガリーのダウンタウン、歩くだけでもとても楽しめます。今回紹介した以外にもまだまだアートはそこら中にあるので、行く機会があればぜひ歩き回って探してみると面白いと思います。そしてそれらを目で見て楽しむだけでなく意味を調べると意外な発見があることもあり、二度楽しめる可能性も。
今回は冬に行きましたが、夏に行くとまた違った景観が楽しめると思います。まだまだ発見できるものが多そうな街。是非また行きたいと思います。
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