最近の車ってすごいですよね。自分が東西南北どちらの方向に向かっているかの表示がミラーのところに出たり、ガソリンタンク内のガソリンの量であと大体どのくらい走れるかがわかったり、シートヒーターがついていたり、高速道路で前の車の速度に設定したり独自に速度設定をしてアクセルを踏まなくていいっていう機能なんてのもあります。
最近の若い社員が「バックカメラがないとバックで駐車できません。」って言ってたっていう話をライム君に聞きました。本当に、便利になってきてますよね。
私は、自動運転の車の普及を心待ちにしているんですが、すぐには無理そうですねええ。
エドモントンに引っ越してから、あることについて書きたいとずっと思っていました。それは、Block heaterと呼ばれるもの。
Block heater
トロントに長く住んでたライム君でさえ知らなかったこのBlock Heater(ブロックヒーター)。これは何かと言いますと、寒い冬にエンジンを暖かく保ち、パーツや構成部分を保護する役割を持つものです。
マイナス15度以下の状況で車を駐車しておく場合に、Block heaterから繋がっているコンセントをプラグに差し込んでヒーターを起動させます。一見、車を充電しているように見えます。
トロントからやってきた我が家のスバル君にはそんなヒーターなどついてなく。エドモントンに来てからディーラーにてブロックヒーターをつけてもらいました。職場も家にもヒーター付きの駐車場があって外に車を置くことがないっていう方は必要ないかもしれませんが、そうでない場合はつけていた方が安心です。
「駐車場」とされているところの多くの場所にこのブロックヒーター用のコンセントの差込口が設置されています。延長コードは持っておくべし!
ブロックヒーターの良い点について書かれた記事を見つけました。
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The benefits of using a block heater by KAL TIRE
エンジン、バッテリー、スタートモーター、他、にかかる負担を減らす
厳しい寒さの中でのエンジンスタートは、エンジンに負担をかけます。寒いときオイルは硬くなり、いくつかのマイナスな副作用を起こしてしまいます。
硬めのオイルは、クランクエンジンを回転させるためにスターターによってより多くの作業を増やすことになります。これがエンジンを始動するまでの時間を長くします。また、オイルが硬くなりすぎていると、重要な構成部分を潤滑にさせるためのオイルが全てのエンジン通路を突き抜けることができなくなります。結果としてエンジンを始動させたときに、互いにこすって傷をつけてしまうことになります。さらに、温まらず十分なサイズに膨張していない冷たいままのパーツがある状態でエンジンを始動させることにより、それらがダメージを受けてしまう可能性もあります。
寒い気候の中ではエンジンにとって始動することは困難で、エンジンだけでなく、バッテリーやスターターモーターを含めた部品を摩耗させてしまいます。
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ということです。
さてさて、先にヒーター付きの駐車場にばかり駐車すればBlock heaterは必要ないかもと書きましたが、そうなんです、エドモントンの地下駐車場は大体ヒーターがついている!!
ヒーター付き地下駐車場
エドモントンの多くの地下駐車場にはヒーターがついています。だから、暖かいんです。車のためにヒーターをつけるなんて…驚きです。でもそれだけ寒くなるし、車が壊れやすくなってしまうから必要なんですよね。
トロントでもヒーター付きの駐車場はあるみたいですが、稀だと思います。
そういうわけで
寒い場所ならでは!なことについて書いてみました。私は日本の南側出身なので極寒地域の情報についてはあまり詳しくないのですが、幼いころ北海道の家の窓が二重になっていると聞いて驚いたように、もしかしたらこのブロックヒーターも、日本の北側に住んでいる人々にとっては当たり前なのかもしれません。もし日本で使っている方がいたら是非コメント残していってください~。
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