時は流れ、全ては変わっていく。

徒然日記

このブログを定期的に見てくださる方はご存知かもしれませんが、私は、社会人になって2年間住んだ大阪に一時的に戻り、3か月間滞在しました。そしてこの間9月末に実家がある九州に一時帰郷するときに、これもまた社会人になって2年半ほど住んだ福岡に立ち寄りました。こうやって昔住んでいた町を久しぶりに訪れるというのは、とても感慨深いものがあります。

以前はその気持ちを、「ふるさと」だけに抱いていました。私がいなくても、町は時を刻むのだ、と。久しぶりに帰って、浦島太郎みたいな気分になるんです。自分も確実に歳を取っているのに。

歳を取るのと同時に経験も増え、以前その地にいた自分に、今ならいいアドバイスができるのに、なんて思うようになりました。あの時その場所にいた自分は確実に今の自分よりも幼くて、知らないことも多かったわけです。

大阪に帰ってきたときは、「以前この地にいたときは、まだ結婚していなかった。カナダにも行ったことがなかった。もしその道を選ばなかったら、私は今もこの土地にいるのだろうか。変わらずに過ごしているのだろうか。」という思いが自分の中で渦巻いていました。久しぶりに訪れる場所では大体いつもそんなことを思っていました。「前回この場所にきたときは…。」って。誰もがそうなんでしょうか。私だけなのでしょうか。

福岡を訪れたときも、「この地でライム君と出会った。出会ったあの日がなかったら、私は今どこにいるのだろう。」と考えていました。社会人一年目で夢に満ちた日々を過ごしていた場所を客観的に見ていました。「あの時はまだ若くて、何も知らなかったなあ…。」と。こういう思いを抱いて、人は大人になっていくのでしょうか。

これから生きていく場所でも、何かに一生懸命になって、もしその地を離れてしまうことになっても、再度訪れたときに、何かを思うことができるようにしたいという思いでいます。エドモントンにはまだそれがないと思います。まだ、一生懸命になっていないんです。カナダに戻ったら、本気でやらなければなりません。正直、不安の方が大きいです。でもやっていかなくちゃ。自分でそう決めたんだから。

うん。頑張ろう。

コメント

  1. 匿名 より:

    エドモントン。 私は学生生活を送ったこの街を移民の地として選びました。
    自分で選んだけれど、全てがバラ色ではありません。以前は考えもしなかったような事が起こり、そんなはずではと泣いたり落ち込んだり。でもね、そんな時に思うようにしているんです。「誰に言われたわけではない。私が選んだんだ。受け止めようって。」

    Rinさんの場合はご主人のお仕事の関係でエドモントンに来る事になりました。
    大都市トロントとは違って、エドモントンは地方都市。日本やトロント等と比較してしまうと「う~ん、何か違うな~」とガックリしたり、寂しくなったりする事が多々あるかもしれません。

    でも、こういう地方都市でも多くの方が生き生きと生活しています。
    Rinさんも何かに打ち込めるものを見つけて、明るく生き生きと暮らして欲しいと思います。

    エドモントンは今インディアン・サマーのように暖かい日が続いていますが、Rinさんが帰って来ることは間違いなく寒くて暗いエドモントンですよ。
    心して・・・。

    オリバーの住人より

  2. Rin より:

    オリバーの住人さん、お久しぶりです。
    コメント、ありがとうございました。私だけじゃないんだな、という気持ちになりました。外国に住んでいる、というと、日本の友達からは、すごいね~とか、いいな~と言われることがあるんですが、いや全然すごくないし、そんな夢のような生活でもないし、大変なこともあるし、だけどそれは日本に住んでても一緒でしょ?と思います。海外=バラ色ではなくて、日本にいてもバラ色になる人はいるし、そうでない人もまた然り、なわけで。結局バラ色にしていくかどうかってその人次第ってことですよね。
    私は、エドモントンに行くことにならなかったら、きっと今頃は区切りをつけて、日本で生活を始めていたと思います。それくらいエドモントンが好きですよ。結局はどこにいても、何を選んでも、人生楽しいこともあればつらいこともあるし、不安になることもあるから、自分を信じて生きて、有意義なものにしていきたいなと思います。とりあえず今は寒くて暗い冬をどう楽しく過ごせるかを考えて…忠告ありがとうございました。笑 生活が落ち着いたら、ウィンタースポーツを始めたいなあ。。

タイトルとURLをコピーしました