国際結婚 カナダで結婚すると決めてからやり始めたこと

カナダ移民手続き

外国で国際結婚する

一言に「国際結婚」と言っても、様々な形があります。大きく分ければ、日本に住む場合、相手の出身国に住む場合、もしくは、そのどちらでもない第三の国に住む場合でしょう。それぞれの立場で違った楽しみや悩みを抱えることとなると思います。私の場合は「相手が育った国」なわけで、26歳の時に初めて訪れたカナダという国に住んでいくということになりました。それを簡単だと思う人もいるかもしれませんが、私は違いました。昔は、「将来外国に住みたい!海外で働きたい!」と思っていたくらいでしたが、実際に住んで、働いてみて、「私、生きていけるかな。」と不安になったことが何度もありました。たくさん悩んで、最終的に結婚するという道を選びましたが、選んで終わりではありません。結婚する(住んでいく)と決めたからには、どうにかしてその土地の生活に慣れていく必要があります。今日は、私が結婚すると決めてから実際にやったこと・やり始めたことをまとめてみたいと思います。

1.自分のサイン (Signature) を決める

日本では必須の印鑑ですが、ここカナダで印鑑が存在するはずもなく。その代わりにサインをします。このサインですが、最初はフルネームを筆記体で書いていました。でも、周りのカナダ人がサササッと書くサインを見て、私もかっこよくてもっと簡単なサインにしたい、と思い始めました。一時期イニシャルだけを書いていましたが、これだと誰でも書けちゃう。そういうわけで、結婚式を機に新しいものにしよう、と、色々と考えました。考えて、結婚式でのサインからそれを使い始めています。

2.カナダ国歌を覚える

スポーツの試合観戦や、その他国の式典の際に流れる国歌。これからこの国に住んでいくなら聞くだけでなくしっかり覚えて歌えるようになりたい、と思い、歌詞を紙に書いて壁に貼り、見るたびに歌うようにしています。まだ時々歌詞がごちゃごちゃになることもありますが、国歌斉唱のときに一緒に口ずさめるようになりました。

3.カナダのことを知る

カナダに住むのですから、現地のことを知っておくことは重要です。私の個人的な意見ですが、カナダ人はよく時事の話をすると思います。会話の中にジョークがてら一文取り入れる、なんてことも。なのでニュースを見て世間で何が起こっているのかを知るのはとても大事。人が話しているのを聞いたときに、知らないと話に入れなくなります。聞き返すと、「そんなことも知らないの?」と思われているような気になります。

スポーツの話も出ます。特に自分が住んでいる場所にチームがある場合、人気のある選手名くらいは覚えておくべき。トロントの場合、アイスホッケー、野球、バスケ…とチームがあるので好みが散らばり、野球好きにバスケの話をしても理解できないことを了承してくれますが、今のエドモントンではアイスホッケーくらいなので、スポーツ=アイスホッケー。知らないと話についていけないし、ちょっとがっかりされちゃうかも!?私はよくテレビで観るし、観に行くこともあるので、選手名も少しは覚えています。

その他、日本とカナダを比べられるようなデータを頭の中に持っておくと、会話のネタになります。

4.単位に慣れる

最初は日本で使う単位で考えることが多かったのですが、センチメートルではなくてinch(インチ)、キログラムではなくてpound(ポンド)を基準に考えるようになりました。オーブンの温度は摂氏(℃)ではなく華氏(℉)で表示されることが多いですが、機械によっては摂氏表示もあるので、両方覚えなさいってことなんでしょう。

特に最近は外国のレシピを見て調理をするようになったので、tbspが大さじとか、tspは小さじとか、1 oz.(オンス)が約28gとかもやっと覚えてきました。

結婚するまでは体重計を私が使うたびにキログラム設定にし、旦那が使うたびにポンド設定に戻すという静かな争いをしていましたが、結婚してからはポンド設定にしています。

5.日本人の知り合いを作る

ワーホリの時は日本人の友達は作らないようにしていましたが、今は逆です。だからといって日本人に囲まれたいわけでもありませんが、特に、すでに結婚して永住している方々から聞くお話はためになるものが多いです。また、これから私が直面する問題を乗り越えられていると思うので、大切にしていきたいです。日本人の知り合いから広がる縁もあります。

6.日本のことを知る

日本のことについてきちんと語ることができる人になりたいと思い、自分のペースでですが日本のことを勉強し始めました。そして日本の歴史の情報が繋がっていないことにびっくり。成績は悪いわけではなかったのに、暗記だけでやり過ごしたので、断片的に覚えていて、ひとつの流れになっていなかったのです。何年も勉強したのに、もったいない。

カナダで生きていくから、と、「日本」や「日本人」そして「日本文化」を切り離すのではなく、日本で生まれ育ったことに誇りを持って生きるべきではないかな、と思い始めました。人それぞれでいいんですが、私はそういうふうに生きていきたいな、と思っています。

7.友人を作る

いつどこにいても友達って大事です。友達がいないと人生面白くないです。「恋人がいれば・パートナーがいればそれだけでいい。」って方はそれでいいと思いますが、私は違います。自分の友達がいないと、なかなか人生楽しめない。

でも、友達(特に、心から信頼できる友達)を作るのって簡単なことじゃないと思います。特に異文化間となったら、どこか、何かしっくりこない。。。ということも。イベントや集まりに参加しても、本当に親しくなれる人は数人、またはいないかもしれません。

最近、あるエドモントン人と出会った瞬間に意気投合し、友達になりました。日本に住んだことがある方で、なんとなく性格も自分と重なる部分があります。一緒にいて楽しいので、とてもいい出会いだったと思います。どんな活動・どんな人に対しても壁を作らないで行動することで「親友」に出会えるチャンスを広げられるんじゃないかなと思います。

8.語学力をつける

英語の勉強を欠かさない、ということ。テレビを見ていれば、ラジオを聞いていれば、英語圏に住んでいれば…=英語力アップに繋がる、というわけではありません。もちろん、どのような生活をしているかにもよりますが、伸ばすためには、積極的に学ぶ姿勢が必要だと思います。これは今後別記事にまとめるかもしれません。

9.専門用語を学ぶ

語学力をつける、と関連しますが、病気関連の英単語を日頃から覚えておこうと思い、時々チェックしています。いざ病院に行くことになったときって体調がよくなくて辞書引く力もないだろうし。最低限覚えておいたほうがいいと思うものは元気な時に覚えておこうというわけです。

まとめ

以上、私がカナダで結婚すると決めてからやり始めたことをまとめてみました。項目は今後も増えていくことでしょう。せっかく外国に住むんですから、現地人のように生きていきたいですね。でも、もちろん、日本人らしさを残しながら、です。もし、自分はこれ始めたんですよ~とか、これやるといいですよ~というアドバイスがあればぜひ教えてください。

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